明神ヶ岳1169) 

                          
平成24年3月22日(木)晴れ

  駒ヶ岳頂上駅(11:20)→十字路(11:45)→神山(12:40〜13:00)
  →駒ヶ岳頂上駅(14:00)

 
金時山と富士山
強羅の駅前で駐車場を探したが見つからず、食堂が経営する1000円の駐車場に入れた。ところが、届け先の食堂はまだしまっていた。しばらくどうしようか考えていたが、メモを残して勝手に駐車することにした。 踏切を渡って住宅街を左手に進むと細い歩道が現れ、やがて急な階段が早川近くまで続いている。帰りのことを考えると頭が痛くなりそうな長さだ。宮城野橋を渡り国道を横切って集落に入るとT字路に出る。右は明星ヶ岳、左は明神ヶ岳という看板がある。最初は明星ヶ岳経由で明神ヶ岳に登ろうと思っていたが、明星ヶ岳の頂上からの展望はないということだし、下山後家に変えることになっていたので、直接明神ヶ岳に登ることにした。 登山口に着いてがっかり。ちゃんと駐車場があったのだ。ここまでの30分と駐車代の1000円を返してくれと叫びたい気持ちだった。
 別荘地の横の整備された道を歩き始める。石垣や塀で目隠しがしてあるが、時々覗き見することができる庭には芝生の上に白いテーブルやイスがあったりして優雅な別荘生活が目に浮かぶようであった。鞍部までは視界もなく、結構な勾配のある直線の道だったので結構体力を消耗する。
 鞍部に到着してほっとする。ここからは急勾配はない。少し先に開けたところがあり目の前に迫る大きな二つの山が昨日登った駒ヶ岳と神山である。その裾野に強羅の街が広がっている。山頂付近は平になっていて思ったより距離がある。足元も泥で歩きにくい。やがて前方に富士山が見えてきて、誰もいない山頂に着く。
 風は少しきつかったが、展望はすばらしかった。天気がいいので相模湾から房総半島まで見渡せる。そして、なんと言っても主役は富士山である。ここからの富士山は金時山が前衛となっている。富士山を鑑賞するのに適した山をいくつか登ってきたが、ここからの眺めは間違いなく一級品である。