大山(1252m)

                                   
2023年5月1日  曇り時々晴れ

 阿夫利神社(9:40)→二重滝(9:45)→見晴台(10:10〜15)→大山
 (11:45〜12:15)→ヤビツ峠への分岐(12:30)→富士見台(12:50)→
 阿夫利神社(13:40)

 海老名に住む次女を訪問している間に大山に登ることにした。前回はヤビツ峠から登ったが、大山詣として江戸時代から庶民に親しまれてきた表参道を歩いて見たかったのだ。
 バスを降りてケーブルカー乗り場までは、両側に土産物店や大山豆腐を使った料理を出す食堂や料亭が並んでいる。遠い昔の時代にタイムスリップしたようだ。
 ケーブルカーの終点は阿夫利神社駅だ。神社に向かって長い階段が続いているので、参拝は下山の時にすることにして、見晴台への道に足を踏み入れる。ほぼ平坦で歩きやすい道だが、右側は絶壁になっている。安全柵がつけられているので不安ではないが、覗きこむとずっと下まで切れ落ちていてヒヤッとする。
 見晴台にはたくさんのベンチが設置されており広々としているが、下の街並みや山の上部にはガスが涌きだしていた。そこからは階段が続く単調な登りだ。見晴らしも無く、愛でる花もタチツボスミレぐらいだ。ようやく「頂上まで0.6km」のサインが現れホッとするが、山道の0.6kmは長い。
 山頂手前で道は平坦になり、人の話し声が聞こえるとようやく頂上だ。平日なのに多くの人が食事をしたり談笑したりしていた。さすが都会に近い山だ。残念ながら周りは白の世界。お目当ての富士山も顔を出してはくれない。海老名駅で買ったおにぎりは美味しかったが、だんだん寒くなってきたので表参道から下山にかかる。
 岩や小石がころがり、時々大きな段差があったりしてなかなか手ごわい。圧倒的にこちらから登る人が多いが、登りに使うとかなり厳しいのではないかと思った。最後に、恐怖を感じるほど急な勾配の階段を降りると阿夫利神社に戻ってきた。

      富士山が見える山