シダンゴ山 758m)

                                   
平成24年4月6日(金) 晴れ

 (やどりき)の駐車場(10:45)→鹿除けの柵(11:10)→シダンゴ山(12:10〜35)
 →鹿除けの柵(13:05)→
(やどりき)の駐車場(13:30)

 

頂上のドウダンと丹沢山塊
 一日に2つの山に登るのは少しきつい。駐車場には着いたが、雲が出てきて寒くなってきたので急に行く気が萎え、明日を待たず家に帰ることにした。ところが、2、3キロ走ると太陽が出てきて「ここでやめたら2度と来ることはないだろうな」と考えると、やはり登るべきだと考え直し駐車場に引き返した。
 家並みを抜けて山に近づいていくと、まさに春は盛りといった感じだ。つくしが芽を出し、水仙や桜、桃などが今を盛りとばかりに咲いている。すぐ茶畑に変わるが、コンクリートの道はかなりの急坂である。こんな所を行き来しなければならない農家の人たちの苦労がしのばれる。
 鹿の防護柵を越えると、よく手入れされた杉林の中の本格的な山道に変わる。頂上に近づくにつれて少し傾斜が増してくる。高い木がなくなって前方が開けてきたらそこが頂上だった。頂上は何十本ものドウダンの木で囲まれていて、白い花を咲かせていた。これは思いがけなく幸運なサプライズだった。頂上からは塔ノ岳や鍋割山などの丹沢を代表する山々を展望できる。風が冷たくなければ何時間でもいたい所だ。
 帰りは早い。ただひとつ不思議だったことがある。登ってくる時は左手に水場があり、帰りはその水を飲むことを楽しみにしていたのだが、まったく見当たらず、気がついたときには鹿の防護柵のところまで来てしまっていた。気をつけていたつもりだが見落としたのだろうか。