平成15年 グリュッククラブ 第4回 唐松岳(2696m) |
@八方池山荘(10:25)→息ケルン(11:10)→八方ケルン(11:20) |
@Mさんの遅刻で(何と電話をしていたときまだ寝ていた)30分ほど遅れて、5時30分八方に向けて出発した。ゴンドラと2本のリフトを乗り継いで八方池山荘から歩き始めたのは、10時半近くだった。 八方池山荘から息ケルンまではずっと木道が続いていて歩きやすい。八方池まではハイキングコースになっていて、大勢の人が歩いてい ![]() 左手に五竜岳と鹿島槍ヶ岳がガスの間から見え隠れしている。しかし白馬三山は鑓ヶ岳が時々姿を現す程度で、その雄大さを皆に見せることはできなかった。 八方池から先は登山者の世界だ。ガレ場の道はダケカンバの大木が茂る林へと入っていき、急に静かになった。早くもバテてきた仲間に「この林を抜けたら昼食だぞ」と励ます。ジグザグの急登を登り切ると、左手が大きく開けた見晴らしのよい場所に出たので、そこで昼食をとることにした。南側はガスもなく、下の町並みまで見渡すことができた。こんな所で昼食を食べると、コンビニで買ったおにぎりもおいしい。 道は再び樹林帯に入る。道には根が張っていてつまずきやす ![]() やっとの思いで丸山ケルンに到着する。不帰ノ剣など目の前の山が圧倒的迫力で迫っていたが、白馬岳はやっぱりガスの中だった。それでも、気持ちの良い風と高山気分に気分は爽やかであった。 道は歩きやすい尾根道に変わったが、高度が上がったせいか女性陣は苦しそうである。15分間隔で短い休憩を入れながら歩く。雷鳥が霧の中に現れてわれわれを励ましてくれる。登山道がガレ場の山腹に移っていくと危険な箇所が出てきた。濃いガスの中では周りも見えず、それが恐怖心を和らげてくれる。突然山小屋の屋根が現れて、あっけなく今日の目的地に着いてしまう。 ![]() 山小屋の個室なるものに初めて入ったが、新しいきれいな部屋だった。初めて山小屋に泊まる人は「こんな所に8人も寝るんかぁ」と不満そうだったが、山小屋で1畳1人で寝られたら御の字である。 Aいびきやら暑い(2重窓の密閉された部屋に8人が入ったからか、夜中にだんだん暑くなってきた)やらで、あまり寝た気がしない。でも疲れは取れていた。朝食の後、真っ白いガスの中をさっそく頂上を目指す。呼吸が苦しかったが、15分位で着いてしまう。頂上に着いても何も見えず、真冬の寒さに皆ただ無言。 帰りはやっぱり調子が良い。八方池でゆっくり休んだが、3時間で八方池山荘に着いてしまう。ゴンドラの駅の前の食堂で昼食を食べ(信州そばは味が濃い)、小谷の道の駅の温泉に浸かり、福井に戻っておろしそばと天丼を食べれば満足満足。(常連であったカツ専門店は何故かつぶれてしまっていた) |