香港・広州・桂林 5日間
                                                       
1986年8月3日〜7日

8月3日(日)

晴れ
香港
 2人の母を招待しての旅行だが、家内や子供たちは子供会のキャンプでいないので、寂しい旅立ちになった。朝5時40分バスで大阪空港に向かう。9時前に到着してしまう。11:45発の日航気は3時間ほどで香港に着く。
 すぐタイガーガーデンを見て、免税店に寄り、「リーガーデン・ホテル」にチェックインする。一休みして登山電車でビクトリアピークに登る。香港島で最も高く、標高554mである。夜の帳が下りてくると、「東洋の真珠」といわれる夜景はまさに圧巻であった。そのあとアバディーンの水上レストランへ行く。湾内にはイルミネーションされた船がいくつも浮かんでおり、それが水面に反射して幻想的な雰囲気をかもし出している。
8月4日(月)

晴れ
香港
広州
桂林
 船で香港をたち2時過ぎ広州に着く。六榕塔→中山記念堂→五洋塑像とまわる。中山記念堂では椅子に座り人民会議の雰囲気を味わった。堂の前には高さ5mの孫文の銅像が立っている。
 桂林に向けての飛行機は夜9時ごろ離陸。途中で天井から水が落ちて来たりして無事着くのかとても不安だった。「甲山飯店」というホテルに入ったら11時をまわっていた。それでも1時過ぎまで飲んで騒いでいた。
8月5日(月)

晴れ
桂林  いよいよ本旅行のハイライトの漓江下りである。次から次へと現れる山水画さながらの景色を楽しみながら優雅な船旅を楽しんだ。昼食にはスッポン料理が出された。船内で売られるレースやTシャツなど余りの安さに女性群は夢中である。
 帰り掛け軸を売る店に二軒より、思わず一本買ってしまう。買うつもりがなかったので何となく気分が悪い。
 夜、桂林の町をぶらぶら歩いてみた。庶民の町といった感じだった。
8月6日(水)晴れ 桂林
広州
 「蘆笛岩」という鍾乳洞を訪れる。全長2キロという大規模なもので、色鮮やかな照明が幻想的な雰囲気を出していた。そのあと動物園にパンダを見に行く。その時カメラを落としてしまいショック・
 広州までの飛行機は行きと違って安心して乗っていられた。.越秀公園の中に明代に建てられ、1686年に再建された鎮海楼という朱塗りの5階建ての建物がある。今は広州博物館となっている。
 夜は少し追加料金を払って子豚の丸焼きを食べる。その他の料理もすばらしくさすが「食は広州にあり」である。ホテル「白雲賓館」に戻って、他のグループの人たちも呼んでサヨナラパーティーを開く。わいわいがやがやの楽しい夜だった。
8月7日(木)

晴れ
広州
香港
 慌しい朝食のあと駅に向かう。香港までの快適な3時間の汽車の旅だった。のどかな田園風景と昔懐かしい人力による農業風景がいつまでみていても飽きなかった。
 忙しい大都市香港に着いてすぐ昼食。香港の中国料理のほうがやっぱり日本人の口にあうと実感した。すぐ飛行場に行き、デューティーフリーショップに寄る暇もなく機中の人となった。気のせいか日航はとても安心して乗っていられたし、着陸もスムーズであった。