No.49         金 峰 山(2599m)

                      平成11年11月13日(土)  晴れ         

  大弛峠(11:25) → 朝日峠(11:55) → 昼食(12:20〜50) → 
  朝日岳(13:00) → 鉄山(13:25) → ケルン(13:55) → 頂上
  (14:10〜30) → 鉄山(14:55) → 朝日岳(15:30)
  → 朝日峠(16:05) → 大弛峠(16:35) 

 中央自動車道の勝沼インターチェンジで降りて、牧丘町から川上牧丘林道に入る。千葉ナンバーの車が勢いよく追い越していったと思ったら側溝で脱輪していた。今時分の日陰の道路は表面がツルツルに凍っているのだが、都会の車は無謀である。
 朝日岳直下の岩場で昼食にした。ぽかぽかと陽が当たり、目の前は雪を抱いた雄大な富士山と独特のスカイラインを見せる甲武信岳という申し分のないロケーションであった。 朝日岳を越えるといよいよ目標の金峰山が見えてきた。オベリクスのような五丈岩もはっきりと見える。 左手の立ち枯れた木々の間からは、相変わらず秀麗な富士山が見え隠れしている。
 頂上にはアッと言う間に着いた。西に目を落とすと、明日登る瑞牆山が丸みを帯びた岩の塊を見せている。そしてバックには八ヶ岳が控えている。目を左に移していくと、浅間山、甲斐駒ヶ岳、仙丈岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳、富士山と名だたる山々が連なっている。

            八ヶ岳をバックに  

 登り口の大弛峠に着く頃には陽はすっかり傾き、反対側の山を赤く染めていた。太陽は隠れる前に赤く燃え、甲斐駒ヶ岳と仙丈岳の間に沈んでいった。
 川上村に抜ける林道は想像以上の悪路であった。道幅は狭いし舗装もしてない岩だらけの道で、あたりは真っ暗になり、おまけにガソリンまでなくなってきた。こんな山の中でガス欠になったら最悪である。
 なんとかガソリンにはありついたが今度は慣れない土地で道に迷い、なかなか目的の道に入れず、右往左往して増富ラジウム温泉に着いたのは8時近くであった。それでも豪華な料理を食べて温泉につかれば満足満足。