No.15        木 曽 駒 ガ 岳(2956m)

               平成10年10月10日(金) 晴れ

     1日目 = 千畳敷(15:20)  → 木曽駒ガ岳(16:30)  → 駒ガ岳頂上山荘
             (17:00)
     2日目 = 駒ガ岳頂上山荘(8:30) → 千畳敷(10:00)

 朝6時武生インター発。途中渋滞に巻き込まれ、ロープーウエイのバス乗り場に11時頃着く。ロープーウエイは4時間待ちだったので近くの河原で昼食。紅葉がきれいだった。
 予定より早く14時4分発のロープーウエイに乗ることができた。千畳敷に出ると宝剣岳を中心とした大パノラマが目の前に広がっている。写真では幾度となく目にしている光景である。
 石のゴロゴロした八丁坂にかかると急に道は険しくなり、ジグザグの道が頭上に続いている。浄土乗越まで来ると急登は終りヤレヤレである。
 頂上からは御岳が手にとるように見えた。甲斐駒、仙丈などの中央アルプスの山々も夕日に輝いている。
 駒ガ岳頂上山荘は満員で、われわれ3人はフトン置き場で寝ることとなった。でもこじんまりしていて僕には快適だった。しかしずっと風の音がしており、それに寒くてほとんど眠れなかった。
 外に出てびっくり。もうそこは冬山の世界だった。吹雪が横なぐりに吹きつけ視界はほとんど無かった。まさに白い世界である。石には雪の結晶のようなもの(エビのしっぽ)がこびりついていた。
 思いがけなく出会うことができた雪山の世界で、3千メートル級の山の恐ろしさと、映画や想像の中でしか経験できない迫力を味わうことができて、ちょっぴりうれしかった