小泉岳(2158m) 赤岳(2078m) 

                                
平成30年7月24日(火) 晴れ

  銀泉台登山口(7:05)→奥ノ平(8:10)→コマクサ平(8:25〜30)→赤岳(9:50〜55)→
 小泉岳(10:20〜45)→赤岳(11:10)→コマクサ平(12:10)→奥ノ平(12:25)→
 銀泉台登山口(13:15)

 アポイ岳から高速道路を延々と走り、車中泊予定の比布大雪PAに夕方7時ごろ到着。翌早朝銀泉台登山口を目指す。未舗装の長い林道には閉口したが、登山口にはすでにたくさんの車が駐車されていた。
 さすが花の山、最初の雪渓を超えると次々と高山植物が現れ始めた。最初に現れたのはハクサンチドリ、そしてチングルマの大群落。エゾコザクラもピンクの赤い花を風に揺らせている。雪渓の下の道は、川のようになっている所もある。
 「奥ノ平」にはさらに大規模なチングルマの群落があった。シナノキンバイの黄色と好対照をなしている。「コマクサ平」ではその名の通り、たくさんのコマクサを見ることができる。これほど多くのコマクサを見ることができる場所はそうたくさんは無いであろう。アオノツガザクラやエゾノツガザクラを見ながら急登を登って行くと、ゴロゴロした岩を頂上に持つ赤岳の頂上に着いた。
 ここまでで引き返す人も多いが、小泉岳を越して白雲岳まで足を延ばす人もいる。前方奥に大雪山系の最高峰である朝日岳、左に目を移すと、像の頭のように見える白雲岳、なだらかな丸みを帯びた小泉岳と続いている。
 小泉岳を目指して歩き始めた。小さな岩だらけのほぼ平坦な道だ。標識は無いが、緑岳への分岐になっている所が小泉岳の頂上だ。こんなにだだっ広い頂上は経験したことが無い。次の目的地である礼文島に行くための時間を考慮して、先に進むべきか迷いながら歩いて行くと白雲岳とそこに続く山道が見渡せるところに出た。そこで昼食を取り、引き返すことにした。
 赤岳への稜線を見下ろすと、飛行場のように長く平だ。赤岳から再び高山植物を鑑賞しながらゆっくり降りて行ったが、2回つまずいて転んでしまった。だいぶばてていたようだ。途中で、すばしっこいシマリスと生え変わる毛のせいかとても貧相に見えるキタキツネに出会った。

エゾコザクラ
 
  
チングルマ

コマクサ

旭岳
 
赤岳頂上
 
小泉岳