越戸谷山 1161.2m)

                                   
平成22年10月2日(土)晴れ

 ゲートロープ(9:40)→登山口(10:20)→5合目(11:00)→8合目
 (11:30)→越戸谷山(11:55)→越戸池(12:20〜50)→8合目
 (13:20)→登山口(14:10)→ゲートロープ(14:40)

 
緑の藻で覆われた越戸池
 M先生と久しぶりの山だ。中竜アドベンチャーランドに向かう最初の村、下大納で林道を左に入る。ゲートロープの橋の前の広場に車を止めて、少し不安を感じながら林道を歩き始める。不安の原因は山の案内が一つもないことだ。ズボンに植物の種がたくさんくっついてくるが、いちいち取っていられない。大納川から道が左にそれていくと、荒島岳などの山並みが見えてくる。
 登山口の前に「夫婦池の伝説」の案内板と標柱を見つけてようやく間違っていないことを確信する。最初は杉林の急登。雑草で隠れていた道がだんだん地肌がみえてきれいになる。やがて立派なブナの林変わり、それが延々と続く。これだけのブナの林も珍しい。太陽が青葉に輝いて、春先のようである。
 一度だけ傾斜が緩くなるがふたたびの急登。M先  先生は久しぶりの山でかなりつらそうだった。ようやく平らな所に出るが、頂上は藪の中だ。赤に布に導かれて根曲がり竹を踏んでいくと、頂上を示す標識が木にぶら下がっていた。記念写真だけとって先を急ぐことにした。
 せっかく登った山を下って行くのはため息が出るほどもったいなかったが、越戸池(夫婦池)を目指す。山中の神秘的な湖を想像していたが、湖面が緑の藻で覆われていて、落胆する。湖畔で昼食にしたが、山中の湖は湖面に周りの景色を映さないことには魅力が半減することがわかった。