倉ヶ岳565.4m 

                                   
平成23年5月14日(金)曇りのち晴れ

 月橋登山口(10:50)→林道1(11:05)→林道2(11:30)→大池
 (11:55)→倉ヶ岳(12:15〜40)→大池(13:15)→林道2(13:30)
 →林道1(13:40)→月橋登山口(13:55)

 林道の入り口を間違えてどんどん登って行ったらそのまま倉ヶ岳の頂上まで行ってしまいそうだった。「頂上の周遊だけでもいいかな」と、行けるとろろまで行ってみようと思っていたら、途中で作業車があって進めなかった。気持ちを切り替えてやはり本来予定していた登山口から登ることにした。
 月橋集落の槻橋神社の左手の林道を登っていくと右手に「登山口」と書かれた標識があり、数台の車が止められるだけの広場になっていた。どこの山の登山口なのか書いてないのはちょっと不安にさせられる。また川に鉄製の橋がかかっており、普通ならそこから登ると思ってしまうが、よく探すと北側の斜面に階段があった。 登山道はVの字に切れ込んでいる。よほど地層が柔らかいのだろうか、雨で削られたVの字道は背丈の2倍はあろうかと思われた。やがて立派な杉林が現れた。ここの杉は太くて高い。林道を2回横切るが、1回目の林道の横断はいったん下ってから横切るようになっているが、ここは案内がしっかりしていて助かった。2回目の林道を横切ってひと頑張りで大池に着く。想像していたよりも大きい池だった。
 右手の階段を登り、頂上を目指していると椿の群落が現れた。能登の山でも椿の群落は見たが、ここの方がスケールが大きい。真っ赤な花が今を盛りと咲き誇っている。やがて頂上に至る岩場が現れる。ひとりだったら何でもない岩場だが、M先生が同行していたので緊張する。ロープがつけられてはいるが初心者にはかなりの恐怖感を与えるだろう。所が、登り終えたM先生は「スリルがあって楽しかった」と言っていたので、肩すかしをくらった感じだった。
 頂上は小さな広場になっていて、そこで昼食とした。おでんのパックは温めるだけなのですぐできるし、おいしい。広場を突っ切った所に道らしきものがあったが、ここはガイドブックに従っていったん岩場まで戻り、登るとき確認しておいた右手の道に入る。しばらく行くと岩場の上に出た。見下ろせば大池が見え、その先に金沢平野が見えた。この山唯一の絶景ポイントだ。
 大池を一周する。さっき立っていた展望台が岩場のてっぺんに見えている。秋の紅葉の時分は今とは違う、もうひとつの素晴らしい景色を見ることができるだろう。