北海道の山   黒岳(1984m) 
       

           2022年7月8日 晴れ

  七合目リフト駅(6:45)→黒岳(8:15〜35)→七合目リフト駅(6:45)→黒岳(8:15〜35)→  七合目リフト駅(9:35)

 ロープウェイとリフトを使えば簡単に黒岳の7合目まで達することができる。ロープウェイの始発は6時だというのに、5時半ごろ乗り場に着くとすでに多くの登山者が集まっていた。修学旅行の女子学生も乗り込んできたのでロープウェイは身動きもできないほどの混みようである。
 
リフト終着点である7合目からは、ニセイカウシュッペ山や雄阿寒・雌阿寒などの雄大な景色を目の当たりにすることができる。登山道は岩でゴロゴロして結構急登だ。しかし、すぐにチシマツガザクラ、カラマツソウ、チシマキンバイ、ハクサンチドリなどの高山植物が現れ目を楽しませてくれる。エゾコザクラの小さな花は、風に震えていて何とも可憐だ。
 見上げればはるかかなたに、誰かがゴジラ岩と言った岩塊が見える。それがだんだん近づき、やがて下見るようになれば頂上はもうすぐだが、9合目からが一番苦しい所であった。
 だだっ広い頂上に立つと、前方に今までとは全く違う世界が広がっていた。所々に残雪を残し、緑のハイマツをまとった山の連なりはパノラマを見ているようだった。雄大な景色の中を、旭岳に向かって縦走する登山者がちょっとうらやましくもあった。
 下山後、ウポポイを目指して200キロ以上走らなければならなかった。