()国内(くんない)(だけ) (1220m)

                                
平成30年7月27日(金) 晴れ

   登山口(7:40)→前目国内岳(8:20)→岩の門(8:45〜50)→目国内岳(9:35〜55)→
  岩の門(10:25)→前目国内岳(10:55)→登山口(11:25)
 ニセコからではなく小樽の方から新見温泉を目指したからか、登山口が見つからない。しかも、その新見温泉は廃墟と化していた。右往左往していたが、携帯の地図とナビの地図を同じ大きさにして、やっと登山口をナビに入力することができた。登山口はそこから20キロも離れていた。
 案内板がないので、登山口も一度通り過ぎてしまった。駐車場にはキャンピングカーが一台。入山帳には2名が記入されていた。先達がいるので、すこし安心して歩き始める。すぐ樹林帯に入り、大木が異様な形に折れ曲がっている。豪雪にやられたのであろう。沿道には至る所に真っ赤なベニバナイチゴが見られる。一粒口に含むと甘酸っぱい味がして、よく口にした子供の頃を思い出す。
 前目国内岳に着くと、前方に目国内岳の堂々とした姿が目に飛びこんで来る。逆三角形の整った山容だ。頂上部の岩塊がこの山を象徴している。振り返れば山々の間に羊蹄山が顔を出している。さすがに花の百名山だけあって、沿道にはいろいろな高山植物が目を楽しませてくれる。
 ただ、陰になる所がほとんどないので、暑さにほとほと参る。頂上部の岩場に着いた時は、心臓が悲鳴を上げ、岩陰にしばらく休まなければならないほどであった。さすがの北海道も、今年ばかりは酷暑といってよかった。奥の岩塊に標識もあるそうだが、よじ登らなければならないので、転落の危険性がある。安全を考えて、下の岩塊を勝手に頂上と定めた。
 フェリーまでの時間がたっぷりあったので、洞爺湖でのんびりし、PAで本を読んだりして時間をつぶした。台風の影響を考えて、帰る日を一日早めたので、全く揺れずに快適な船旅となった。

ベニバナイチゴ

エゾセンテイカ

クルマユリ

目国内岳
   
洞爺湖