三池岳(972m)と雲母峰(888.4m)

                          平成20年4月3日(木) 曇り時々晴れ
  【三池岳】 駐車場(7:00)→堰堤(7:30)→三体仏(8:05)→八風峠
     (8:25〜30)→三池岳(8:45〜50)→駐車場(9:45)
 林道終点の駐車場で泊まり、時間を見計らって歩き始める。この季節人がいないので、早朝早くに歩くのは避けようとおもっているのだ。堰堤まで林道を歩いて気がついたのだが、ガイドブックとは反対の登口に来てしまったようだ。堰堤から登山口が見つからず、何分か右往左往していたが、対岸にテープを見つけやっと登山道に入ることができた。でもその道は谷沿いに作られており何度か小川を横切らなければならず、ちょっとしたルートハンティングが要求された。
 対岸に渡り急坂をジグザグに登って行き、中峠の分岐を左に分けていくと小さな仏像が三体現れる。三体地蔵である。峠まではひと登りである。広い峠には「八風大明神」の碑と大きな鳥居がある。昔は交通の要衝であったらしい。木がないので風通しがよく、冷たい風が吹き抜けて寒々としていた。
 いったん下り登り返すとそこは三池岳である。頂上は狭いが展望はいい。振り返れば八風峠の先に釈迦ヶ岳が見え、振り返れば竜ヶ岳のなだらかな笹の頂上部が見えている。
伝説の御池(別名お菊池)はすぐ先の雑木林の中にある。思っていたよりも小さい。尾根は一気に急坂になり、足下に気をつけて下りるだけである。この坂を登ってくることを考えれば、案外逆コースの方が正解なのかもしれない。ひたすら下りて林道にぶつかれば5分で駐車場に戻ることができた。ここからの登り口は駐車場から少し戻ったところにあるので、見逃すのも無理はないかなと思った。
 時間は不明
 この山はキララ峰と呼び、美しい山名の一つだと思う。岳不動の所から登ろうと林道を進んで行ったが、間違えたらしくどこまで行っても見あたらない。道はダートになり慎重に車を進めていくと雲母岳直下の林道終点の広場に着いてしまった。今日2つ目の山でもあり、楽させてもらうことにした。
 
道は杉林の中に造られてており15分で稜線に出る。双耳峰の中間地点だ。左へ行けば雲母峰Uである。かなり広い頂上部は東側に伊勢平野、反対側には鎌ヶ岳を臨むことができなかなか見晴しがいい。それに対してもうひとつの頂上は雑木林の中にあり展望はきかない。どちらかに登るのなら断然雲母峰Uがいいと思った。