三国峠 (775.9m)

                  平成21年5月23日(金) 晴れ

  (おいすぎ)ブナ林1025)→尾根10)→三国峠
 (10535地蔵10)→生杉ブナ林(135

 歩行時間が短いのでこの山だけのために出かけるのをためらっていたが、ちょうど「あまりきつくない山を」というM先生の要望もあり今回の山行が実現した。 敦賀から旧朽木村に抜ける道は今年だけでも3度目である。ナビは古屋の方から登るよう案内している。遠回りのような気がしたがその通り行く。始めはすごい山の中に入っていく感じがしたが、途中にいくつもの集落があり田畑で働いている人が多いのに少し驚いた。
 舗装がとぎれたところにトイレがある。少し戻ったところにブナ林の遊歩道の入り口がある。いきなりの階段の急登であるが、立派なブナの林の中は気持ちがいい。遊歩道を離れると急に道は悪くなり、しかも急登は相変わらずである。滑りやすい不安定な道をたどればやがて尾根に出た。
 尾根に出れば快適な山道で、あっという間に頂上に着いた。「まさかそんなに早く着くはずがない」と信じられなかったが、頂上にいた男性もあっけにとられていた。本来ならば琵琶湖や比良山系を臨むことができる展望のよい所だが、今日はガスがかかっていて何も見えない。ここは三叉路になっていて、福井県側からも来ることができる。近江、丹波、若狭の国境にあるのでこの山の名がついたのだ。少し早いが昼食とした。
 帰りは地蔵峠に向かう。ガスがかかって幻想的な雰囲気が漂っている。案内がしっかりしていないので迷わないように慎重に踏み後をたどる。しばらく行くと沢沿いの道に変わる。沢を渡ったり、氾濫でできた広場を横切ったり、このコースで一番気持ちのよいところだ。長治(ちょうじ)谷との分岐を左にほんの少し登ればあっけなく地蔵峠に出た。あとは林道をたどれば元の駐車場に戻った。
 帰路は生杉から左手の大入谷の方への道を行ったらずっと早く国道に出ることができた。

       福井の山