北海道の山   藻琴(もこと)(1000m) 

                    
2022年7月6日 曇り

  登山口(10:45)→遊歩道分岐(11:10)→藻琴山(11:40〜50)→遊歩道分岐(12:15)
 →登山口(12:30)

 この山の名前は、北海道の人気のある低山を調べている時に見つけた。屈斜路湖の外輪山の一つで、その中の最高峰である。山頂からの眺望が抜群であることから一年を通して登られているらしい。
 登山口のある「ハイランド小清水725」までの行き方が分からず、役場に問い合わせてもあまり要領を得ない。しかし携帯のナビを使ったら、当然ではあるがすぐにわかった。便利なツールをまだ使いこなせていないようだ。
 登山口は小清水の道の駅からそれほど遠くなかったが、登るにつれ濃い霧。視界20メートルと行った所か。周囲が真っ白な中を歩くむなしさを知っているので、本を読みながら霧が晴れるのを待つことにした。
 12時までは待つつもりだったが、若い夫婦が登って行ったので、僕も出発することにした。白樺林の中を歩いて行くと、足元にはゴゼンタチバナの群落が広がっていた。この山で一番多く見られた花だ。
 
キャンプ場に続く遊歩道との分岐は広場になっており、赤い袈裟をかけた子供の地蔵が安置されていた。屏風岩の手前には薄紫のチシマフウロが可憐な花を咲かせていた。屏風岩はゴジラの背中とも言われているごつごつした岩である。その横を通過する所だけ少し危険であるが、総じて急登の無い登りやすい山だ。
 頂上も真っ白の中。先ほどの夫婦に証拠の写真を撮ってもらい早々に下山する。行くときは気が付かなかったチシマギキョウが屏風岩で風に震えていた。