イルカと遊ぶモンキーマイア
                                                           
 94年8月8日〜15日

8月8日(月)

晴れ
パース  急行「能登」で上野まで行き、京成電車で成田に。7時40分に着いてしまう。
 12時少し過ぎ、少し遅れてQF070便は離陸する。「ペリカン白書」など映画を2本見、食事を2回食べて現地時間9時40分頃無事パースに到着。「パース・アンバサダーホテル」には11時頃チェックイン。
8月9日(火)

パース
フリーマントル
 今日は市内観光の日。マップツアーの人がホテルまで迎えに来てくれて、僕ら二人だけのためのツアー。時々降りては観光しながら、市内からフリーマントルへ行く。生憎の雨で興味は半減。昼食はフリーマントルの海の見える素敵なレストランでとる。
 1時にパースに戻り、オパールの店と免税店に連れて行かれた。僕らは銭にならないお客様だ。
 夕食はチャイニーズレストランへ。マッド・クラブを勧められて食べてみたが、それがとても美味しかった。
8月10日(水)

晴れ
ピナクルズ  4WDでピナクルズへ。途中コアラ・パークやレストランに寄ったりして、1時近く遂にピナクルズへ。想像していたよりもずっと広く迫力があった。無数の岩が墓石のように並ぶ様はよその惑星に紛れ込んだようであった。
 その後4WDはいよいよ本領を発揮。砂山を駆け上がったり、急坂を駆け下りたり、砂浜を走ったりした。同乗のフランス人たちは「きゃっきゃ」と奇声を上げて大騒ぎだった。ロプスターを採る漁師の村を通り、やっとアスファルトの道路に戻ったらタイヤがパンクしていた。
8月11日(木)

雨のち曇りのち晴れ
ロットネス島  今日はロットネス島へ行く。船の中では雨が降っており、雨にけむるパースの街にも独特の雰囲気があった。
 船が沖に出るとすごい揺れ方で、少し気分が悪くなる。すぐホテルで昼食となったが、船酔いが残っていて食欲がなかった。1時半からバスで島内を一周する。クゥオッカ(有袋類であるが大きなネズミに似ている)で有名な島だ。ただ、人間に慣れすぎているのがかがかりであった。海岸ではイルカが群を作って潜ったり飛び出したりしている。
 4時発のフェリーでパースに戻る。ヘイストリート・モールを歩いたが、6時になるとほとんどの店が閉まってしまった。そこがオーストラリアらしい。
8月12日(金)

晴れ時々曇り
パース  朝ホテルを一旦チェックアウトしてスーツケースを預ける。歩いて駅に向かったが、途中で造幣局に寄る。実際金貨を作っているところを見学することができた。
 ケン・ドーンの店でちょっとした買い物をして、sumoというレストランでカツカレーを食べたがどうも日本人の経営ではないみたいで、味が少しおかしかった。
 その後、パース博物館や美術館とまわったが博物館では高崎から来た人と話し込んでしまった。デパートに寄ったりしていたらすぐに時間が過ぎ、あわててバス乗り場に走った。
バスは2台出ることになり、ゆったり座ることができた。
8月13日(土)

晴れ
モンキー・マイヤ  モンキー・マイヤには7時半ごろ着く。朝食を食べて浜に出ると、イルカが一頭やって来ていた。しばらくすると三頭がジョーズのように背びれで水をかいて入ってきた。浅瀬に来て横たわると顔は本当にかわいい。餌付けショーをやってめでたく終了。僕は写真やビデオを撮りまくった。このためにやってきたようなものだから。
 11時頃出発。途中で寄ったシャークベイでは自分のための土産に貝を一つ買う。シェルビーチは文字通り貝で埋まったビーチだ。I さんが試しに掘ってみたが、どこまで掘っても貝だった。後で知ったところでは、8〜10メーターの深さであると言うから驚きだ。
 後はひたすらパースに戻るだけ。バスから見た夕焼けが赤い鱗のようでいつまで見ていても飽きなかった。ホテルには11頃着く。
8月14日(日)

晴れ
フリーマントル  前は雨だったので再びフリーマントルに行くことにする。鉄道の駅に行くと今日はバスしか動いていないとのことだった。50分位で着く。
 フリーマントル刑務所博物館へ行く。説明してくれたのが、なんとピナクルズへ行ったときの運ちゃんだった。二つのグループに分かれ、男囚人用、女囚人用の監獄をまわる。1991年まで使われていただけあって、迫力があり壁の落書きも生々しかった。
 パースに戻り「長安で」夕食。空港で最後の買い物をして、いよいよオーストラリアともお別れ。