富山県の山 猫又山 (2378m) |
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駐車場(6:10)→ブナクラ取水堰堤(6:40)→戸倉谷出合(8:00)→ |
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立山ICの手前の流杉PAで寝て、早朝馬場島に向かう。案内書では取水堰堤まで車で入れることになっていたが、馬場島荘から左に折れたところで通行止めになっていた。約30分余計に見ておかなければならない。「先達はあらまほし」で、猫又山に登る人の後についていったのでスムーズに登山道にはいることができた。案内板などは一切無いので、もし僕一人だったら、林道の分岐と堰堤の登山口ではきっと迷っていただろう。 しばらく彼の背中を追っていったが、歩くのが速いので、マイペースで登ることにした。林に入ったり、川を横切ったり、川の中の道を歩いたりと、変化に飛んでいると言えば聞こえがいいが、なかなか大変な登山 ![]() チシマザザの中の急坂を登れば尾根に出る。そこから1時間ほどがこのコースの一番の難所で、急登、急登の連続だ。左右には紅葉のパノラ ![]() やがて、石が転々と転がっているカールに出る。草紅葉の赤がいいアクセントをつけている。この季節にしては珍しいミヤマリンドウの群落がかわいい花をつけている。このコースで一番ホットできる場所だ。そこをほぼ直登すれば頂上直下のなだらかな草原に出る。大学生の三人組が休んでいる。 頂上は左手の坂を登ればすぐである。眼下には高速道路や町並みが広がっている。剱岳は顔を出しているが、立山連峰が見えないのと風がまともに当たって寒いので、大学生がいるところまで下がって昼食とした。左手には釜谷山、毛勝山、正面には朝日岳、白馬岳、五龍岳、鹿島槍ヶ岳、右手には剱岳、立山、大日岳と豪勢な眺めである。 元来た道を戻るのも大変だ。秋は日が暮れるのも早いのであまりのんびりしていられない。膝の後の筋肉がつりそうになったが、何とか明るいうちに車の所まで戻ることができた。 |