日本300名山 No.23 人形山(1726m) |
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中根平登山口(6:30)→宮屋敷跡(9:00)→梯子坂乗越分岐(10:00〜15) |
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田向の集落を過ぎて、林道を延々と上っていく。駐車場には1台の車が止まっていて、ちょうど一人が登っていくところだった。やがて柏ナンバーの車が到着。土曜なので登山客はあるようだ。近頃熊の出没が多く、不安を抱きながら一人で登るのは避けたいところだった。 最近の山は皆そうであるが、立派な杉林の中を歩き始める。樹齢100年を越しているのではないかと思われる太い杉も混じっている。傾斜が穏やかなので快調なペースで登っていく。第1休憩場を過ぎると少し傾斜がきつくなる。朝の太陽の日差しがきつくなるが、雑木におおわれた登山道は光が届かずひんやりとしている。 第2休憩場の右手が開かれており、そこから人形山の堂々とした山容を眺めることができる。なんとおだやかな頂上部だろう。しかし、あの頂上に到達するためにはUの字のように対岸に進んで行かなければならず、先の長さに心を引き締める。 傾斜は一段と急なジグザグ道に変わってくると、ひょいと鳥居の立っている宮屋敷跡にでた。そこは頭を押さえつけられていたような木々は頭上になく、北アルプスの山々、これから登る人形山、三ヶ辻山が一望することができた。 尾根道はほとんどアップダウンもなく快適だ。日差しもきつく、Tシャツ1枚で気持ちよく歩ける。目の前に三ヶ辻山のピラミダルな山容が近づいている。山の形だけでみたらこちらの方がよほど格好がいい。 |