のぼりやま                
 
登山 (851.6m)

                      平成21年5月9日(日) 晴れ

  坂本駐車場(6:20)→林道出合(7:10)→野登寺(7:40)→
 頂上(7:50〜55)→野登寺(8:00〜15)→林道出合(8:30)
 →坂本駐車場(8:50)

 

野登寺
坂本部落の上の林道の曲がり角にある広場に車を止めて寝た。すぐ横に小川が流れていて快適だった。
 ゆっくり朝食をとったが、出発は早朝である。すぐ「鶏足山表参道コース」という標柱
が現れる。また本堂まであと何キロという標識を口にくわえた鶏の絵が出てくる。野登山は地元では鶏足山と呼んでいるのだろう。仏像も定期的にあらわれ、大勢の人が登ったころの表参道がしのばれる。4月に坂本の人たちが道の整備をしながら登山するそうで、確かに整備が行き届いている。ただ直線に道が付けられているので勾配がきつい。山に慣れていない人には相当つらい登りとなるだろう。
 途中に土岐持頼の祠がある。どのような人かは知らないが、ずっと大切に守られてきたのだろう。その隣には「諸霊安居」と書かれた標柱があり、たくさんの墓が集められている。無名の墓を集めて祀ったのであろうか。

 舗装された林道に出てしばらく歩いて行くと再び登山道になり、人登りで野登寺の広い駐車場に出た。駐車場と言っても草の生えた気持のよい広場である。そこからはこれから登る頂上部が前方に臨め、左手には昨日登った仙ヶ岳とそこに続く峰々が臨まれた。

 鶏足山と書いてある石の鳥居をくぐり、杉の大木が並ぶ参道を登っていく。寺には入らず頂上を目指すと、案外早く着いてしまった。頂上には展望がなく、仙ヶ岳からの縦走路方面だけが開いていた。

 もう2度と来ることはないかもしれないので、戻って寺を見学する。右手の石垣には幾つもの仏像が規則正しく並んでいる。長い歴史を感じさせられる大杉が立つ石段を登れば正面に本堂が現れた。左手に庫裡があり、右手に鐘楼がある。本堂に手を合せ家族の幸福を祈る。

 急な参道だけに帰りはあっという間だった。今日は100円の日だったのですぐ近くの桑名ICから高速道路に乗った。初めて乗る新しい高速道路だった。家に着いたら12時半ごろで、ゆっくり午後を過ごすことができた。