平成14年           御池岳 (1247m)

                                       
5月12日(日) 晴れ

  コース=駐車場(9:30)→鞍掛峠(9:55〜10:00)→鈴北岳(11:00〜05)→丸山(11:40〜
        12:30)
→御池・鈴北岳分岐(12:50)→カタクリ峠(13:10)→長命水(13:30)→
        コグルミ谷出合(13:55)→駐車場(14:30) 

 8時に武生のインターを出発したのに、彦根ICで降りて、9時20分には登山口に着いてしまっていた。本当に早い。時間だけで考えると県内にはもっと遠い山が一杯ある。
 鞍掛トンネルの手前に車を置いて、うっそうとした林の中を歩き始める。かなりの急登だが一気に鞍掛峠まで登ってしまう。峠から前方を見ると、これから登る御池の山並みが続いている。
 峠からは勾配もゆるくなりよく踏まれたきれいな道が林の中をぬっている。「あっ、ウサギ」とT先生が声を上げる。ねずみ色の毛がふさふさしたかわいいウサギだ。しばらくじっとして、われわれを楽しませてくれた。山の中でウサギを見たのは初めてだ。
 やがて、峠から見ていたとき「あれが鈴北岳だ」と言っていたピークに到着したが、標柱も無く様子がおかしい。結局、前方に見えた山が鈴北岳で、丸山はその奥だった。
 鈴北岳までは、笹で覆われた平原に広々とした道が続いていて気持ちがいい。鈴北岳に着くと団体が昼食を食べていて都会並みの騒々しさだったので、周りの景色を楽しむことなく、写真を一枚撮って丸山に向かった。
 日本庭園や池の平と呼ばれる高原の中にを歩く道はさながら「天上の散歩道」である。ドリーネの一部に水がたまって多くの池を作り、これが「御池岳」の由来らしい。点在する白い岩がアクセントをつけている。すれ違った人が「さっきイヌワシが飛んでいましたよ」と言うが、今は見えない。
 丸山に向かう林の中にはバイケソウにおおわれ、所々にニリンソウが白い花を咲かせていた。あっという間に最高峰の丸山に着いてしまうが、残念ながら頂上からの展望はない。丸山を御池岳とも言っているようで、頂上の標柱の山名は「御池岳」であった。
 帰りはゴグルミ谷を通る。距離は短いかもしれないがかなりの急登で、岩がゴロゴロしていて足場が悪く、降りにこの道を使って正解だった。
 コグルミ谷出合からは国道をテクテク歩き、最後は長い鞍掛トンネルを抜けて駐車場に戻ってきた。

 同行者 O、T先生