奥城山(515m) |
少年自然の家(9:45)→城山(10:25〜30)→大杉神社分岐(11:05〜10) |
M先生と今年初めての登山だ。小松市立少年自然の家の周りにはまだしっかり雪が残っていて、入口を見つけるのに少し手間取った。杉林の中を横切っていくと仏像と「蓮如上人お杖の銘泉」があり、道を間違えていないことを確信し、ほっとする。尾根の急登を登っていくと、雲が低く垂れこめ、風がせわしなく木の葉を揺らし 汗が噴き出したころ城山に着く。中世に城があったというが、それにしては狭い。一休みして奥城山に向かう。途中で女性の3人組を追い越す。こちらも決して速くないのだが、彼女たちはおしゃべりしながら楽しそうに登っていたので、われわれでも追い越せたのだろう。大杉神社の分岐手前はかなりの急登だったが、そこを過ぎると快適な尾根道になった。しかし、両側が切り立っていてかなりやせているところがあり、安心はできなかった。 山頂手前にシャクナゲの群生地があった。木の数はそんなに多くないが花の数は多く、これまで見た中で最高といってもいいほどだった。色は鮮やかなピンクから薄桃色までヴァリエーション豊かであった。興奮して、しばし写真を撮ったりビデオを回したりしていた。この花のおかげでこの山に来た甲斐は十分にあったと言える。 山頂は木が刈り込まれ眺望もよかった。動山が北に見え、西には鞍の形をした鞍掛山、その左に目を転じれば白い雪に輝く大日山、なだらかな鈴ヶ岳などが連なっていた。頂上は風が強く、ぽつぽつ雨も降ってきたので早々に下 大杉神社の分岐手前で昼食を取り、神社に向かい下山した。沢を渡る所で迷いやすかったし、杉林の道は杉の小枝で隠れてうっかりすると見えなくなった。小雨の中を歩くのは本当に久しぶりだったし、迷いやすい道は心細かった。大杉神社の社殿の屋根が見えてきたときはさすがにほっとした。そこから舗装道路を歩き、少年自然の家まで戻ってきた。 |