礼文岳(490m) 

                                
平成30年7月25日(水) 晴れ

   内路登山口(12:30)→中間地点(13:20)→礼文岳(14:20〜35)→中間地点(15:20)→
  内路登山口(16:05)
 スコトン岬へ行くバスの時間があったので、稚内に向かうフェリーを見送る時間があった。民宿の人と思われる7,8人の若者が踊りながら船を見送っている。「また来てね〜」「また来るよ〜」の掛け合いがしんみりとした旅情を掻き立てる。
 バスでスコトン岬まで行き、「岬めぐりコース」を途中で左折して江戸屋というバス停まで行く。そこから再びバスに乗り礼文岳の登山口である内路まで行く。
 いきなりの急登であるが、道はジグザグに造られているのでそれほど辛くはない。眼下の内路の集落と海があっという間に離れて行く。稜線に出ると樹林帯に入る。強い日差しもここまでは届かず、傾斜も緩いので気持ちよく歩ける。何種類かの鳥の鳴き声が林間に響き渡っている。
 尾根に出ると展望が開ける。頂上と思しき山は実際はニセ礼文岳で、礼文岳の頂上はさらにその先である。頭では分かっていても、心ではちょっと落胆している。前方のなだらかな山の頂上には標柱と人が見える。風に揺れるハイマツの中、最後の力を振り絞って頂上に立つ。標高にしては高度感がある。360度の大展望であるが、特に左手の利尻岳が意外と近くにそびえている。
 バスの時間までには余裕があったので、ゆっくり下って行ったが、足が重い。昨日からの疲れが抜けきっていないのだろう。今回唯一泊まったのが「民宿おざわ」。ぜいたくな海の幸に大満足だった。

タカネナデシコ
 
  
礼文岳の頂上部

利尻岳をバックに