平成22年 グリュッククラブ 第2回     白抜山(891m)


                                   
平成22年11月7日(日)晴れ

 東二口登山口(10:15)→林道(11:30)→白抜山(11:50〜12:55)
 →引き返し地点(13:25)→コーヒータイム(14:10〜30)→東二口登山口
 (15:30)

 
白抜山
 グリュッククラブ久しぶりの例会だ。前回鷲走ヶ岳に上ったのは10数年前になると思うが、上の駐車場まで車ではいることができたのでそんなに遠く感じなかった。しかし今回は林道の村を出た所にチェーンがかかっていたので、下から登らなければならないのが計算違いであった。
 小松の博物館の団体の後に続いてAコースを登り始める。僕らにしてはちょうどよいスピードで、傾斜がきつい割にはそれほど疲れなかった。やがて旧道と新道の分岐に出たが、新道を選ぶ。団体の一人がナメコを見つけて採っていた。きのこ採りの夫婦もいてこの季節はきのこが採れるらしい。前日に雨が降ったのか、濡れていて滑りやすい。
 団体を追い抜き、いつもより休憩を取らずに快調に歩いて行く。何よりも天気がいいので、紅葉が太陽に映えている。ここの紅葉は黄色が鮮やかだ。しかし林道に出たところですでに1時間を越しており、白抜山に登り始めると疲れが出てきたのか、不満の声も出始める。
 白抜山からの景色は抜群。紅葉の山の上に雪をかぶった白い白山の頂上部が輝いており、眼下には手取ダムが緑の水をたたえていた。12時近くになっていたのでここで昼食にした。今日はキムチうどんだ。みんなからソーセージ、ゆで卵、さつまいも、漬物、クッキーなどがまわり、食べるのに忙しい。山で食べるものは何でもおいしい。
 当初の予定通り鷲走ヶ岳に登るか、それとも下山するか迷っていたが、男性陣のたのもしい声に後押しされて登る決心をした。しかし東二口への分岐を過ぎると急に道は悪くなり、案内板もまったく無くなってきた。折りしもUさんの登山靴のソールがまくれてきたのと帰宅時間のことを考えて下山することにした。女性陣の顔が急に明るくなったのはいうまでも無い。
 分岐に戻り、あまり踏み込まれていない東二口への道を降りて行くと、舗装された立派な林道に飛び出た。Cコースである。林道なので歩くのは楽なのだが距離が長い。Bコースの入り口を過ぎたあたりの杉林でお湯を沸かしてコーヒータイム。伐採された杉が格好の椅子となり、臨時のコーヒー店の開業だ。そこからも1時間くらいかかってようやく駐車場まで戻ってきた。しかし、いつの間にか女性陣との差がだいぶついてしまっていた。
 さて帰ろうという段になってショックな出来事が………。ヘッドランプをつけっぱなしにしてバッテリーが上がってしまったのだ。トンネルが多かったために点灯して、エンジンを止めたときに消すのを忘れていたらしい。しかし今回は2台で来ていること、バッテリーをつなぐケーブルを持っていたこと、何よりも車に明るいTさんがいたことなどの幸運が重なり、無事駐車場から脱出することができた。目指すは白峰の「白山展望の湯」である。お風呂の中から白山を堪能し、温泉につかってすべすべの肌になり、福井に帰って中華料理を食べ、満足満足の一日だった。