花の百名山 高水(たかみず)759m)

                      令和元年6月26日(水)晴れ

  軍畑駅(5:35)→高源寺(6:10)→っ高水山(7:30〜45)→岩茸石山
 (8:15〜25)→惣岳山(9:05〜15)→御嶽駅(10:30

 (いくさ)(ばた)駅に一番近い駐車場は多摩川を越した住宅街にある。川を渡った国道から軍畑駅までは急勾配の直線道である。まさに駅にたどり着いた感じだ。駅には「高水三山登山口」と書かれた大きな広告塔が建っている。高水三山とは高水山、(いわ)(たけ)(いし)山、(そう)(がく)山を指す。せっかくなので、昨日に続いてこの山を周遊することにした。
 案内に従って行ったが、いきなり道を間違えてしまい、民家に迷い込んでしまった。しかし、紫やピンクのアジサイの花が見事で、足を止めて見とれてしまった。高源寺まではひたすら車道を歩く。脇の道をしばらく進むといよいよ山道になる。昨日の疲れが残っているのか足が重い。沿道にキイチゴがなっていて、熟れたものを口に含む。種の周りが甘く、残った種を勢いよく吐き出す。この種もいつか根付くのだろうか。
 常福院の鐘つき堂が右手に見えてくるとすぐに頂上に着いた。疲れのためか、コースタイムを20分ほど上回ってしまった。次の岩茸石山までは割と穏やかな尾根道が続き、快調に歩くことができた。頂上直下で、巻き道と頂上に行く急登の道に分かれるが、もちろん頂上を目指す。岩茸石山の頂上からは、(ぼう)()(おれ)や奥武蔵の素晴らしい景色を楽しむことができた。
 惣岳山に行く途中、広大な伐採地があった。見渡す山のほとんどの杉が伐採されており、茶色い地肌が痛々しい。植林されて元に戻るのは何十年後になるだろう。惣岳山の直下には入り組んだ根と岩がからまり、異様な姿を見せていた。惣岳山の頂上は広く、青渭(あおい)神社の奥社が建っている。後は単調な下り坂を進み、無事御嶽駅に着いた。
 連絡が悪く30分ほど待って軍畑駅に戻った。駐車場に戻る途中、橋から多摩川を覗くとラフティングをしている若者の声がこだましていた。