富山の山      高落場山 1122m)

                                   
平成24年10月27日(土) 晴れ

  登山口(9:15)→唐木峠(9:40〜45)→高落場山(10:50〜11:25)
  →唐木峠(11:55)→登山口(12:20)

 
夫婦滝
  福光ICで降りて、国道304号線から林道高清水線に入り登山口を目指す。登山口には4台の車が停車していた。入口には赤いバックに熊の写真が写されている「熊出没注意!」の看板が立っていて、ちょっとひるむ。
 唐木峠までは「旧五箇山街道」なので石畳が続き、いかにも歴史を感じさせる。ただ、石に苔が生えていて滑りやすい。昔は牛馬のために滑り止めの砂をまいていたらしい。途中に石が丸くえぐられたところがあり、そばに「弁慶の膝付き石」という立て札がある。いかにも誰かが膝をついてへこんだ跡のように見えるが、きっと誰かがこじつけたに違いない。
 唐木峠から本格的な山道に変わり、かなりの急登もある。しかし、杉林がとぎれるとブナの自然林が現れ、紅葉もはじまり、心が躍る。紅葉が天井を覆い、太陽が木漏れ日を作っている。草沼山へ続く三叉路を右に折れれば5分ほどで頂上に着いた。
 ベンチの裏からは医王山、左に笈ヶ岳と大笠山、ブッシュ越しに人形山と三ヶ辻山、正面に金剛堂山と僕が登った山々が見渡せる。この時期には珍しく日差しがきつく、じっとしていると暑いほどであった。
 帰りは来た道を戻った。傾斜が急であった分あっいう間に登山口に着いてしまった。登山口から「夫婦滝」に寄り、「網ヶ池」を目指した。池はかなり下まで降りなければならないようだったので、今回はあきらめることにした。駐車場広場はパラグライダーの出発点になっていて、眼下には緑の牧場とその先には砺波平野の山居村が広がっていた。

      石川・富山