富山の山      赤祖父山(1033m)           

平成25年6月2日(日) 曇りのち晴れ

  登山口(9:35)→林道(11:35〜40)→主稜線の分岐(11:55〜12:00)
  →扇山(12:20)→展望峰(12:35〜13:00)→扇山(13:20)
  →主稜線の分岐(13:30)→林道(13:40)→登山口(14:20)

 
  朝起きると、福井はぽつぽつと雨が降り出し、だんだん大降りになってきたのでどうしようか少し考えたが、天気予報はだんだんよくなるとのことだったので、雨の中出発した。
 高速道路を走っていると、金沢近くですっかり雨は止んでいた。福光ICからトナミロイヤルゴルフ場を目指し、さらに赤祖父池に出る。池の対岸におわんをかぶせたような丸山が見えている。登山度道はあの山の裏側である。
 登山口には案内板がないというので苦労した。登山口らしき所は2箇所あったが、車が2台駐車している2つ目の登山口から登りはじめる。結果的にはも一方の方が正式な登山口だったらしく、杉林を抜けるとかろうじて踏み跡があるヤブの連続。顔に当たる草木を掻き分けながら、それでも知らないうちに本道に出ていた。
 ここで、池口岳以来2度目の大失敗をやらかしてしまった。スミレの仲間であろうと思われる紫色のかわいい花が道端に咲いており、腰を落としてビデオで接写などしていて、いざ歩き出したら反対方向に進んでいたのだ。下り一方だったのでさすがにしばらくするとにおかしいと気付いたのだが、「登っているつもりが下っている」というありえない失敗を再び犯してしまったのだ。無駄にしたのは30分程度だったのかもしれないが、体力と精神的エネルギーの消耗は大きく、途中で2回も休憩してしまった。
 主稜線に出るとようやく案内も出てきた。ブナの大木の中の手入れされた「道宗道」と呼ばれる古道はアップダウンも少なく気持ちがいい。赤祖父山という一帯の最高峰が扇山であるが、道端に標柱があるだけで見晴らしも無い何の変哲もないところだった。さらに進むと赤祖父山の票柱が現れ、右に曲がれば小さな広場に出る。一角だけが開けている展望峰である。一人で昼食。2台の車の持ち主と思われる人には途中で会ってしまったので、もうこの山には誰もいないと思うと少し不安だった。

      石川・富山