富山の山      大猫山2070m)  

平成25年9月26日(土) 晴れ

  駐車場(7:25)→ブナクラ取水堰堤(8:00)→1400mのコブ(9:15)
  →大猫平(11:15〜20)→大猫山(12:20〜13:00)→大猫平(13:40)
  →1400mのコブ(15:05)→ブナクラ取水堰堤(15:55)→駐車場(16:25)

 
大猫山から見た猫又山
 朝4時半に起きて出かける。この時期は6時頃にならないと明るくならない。馬場島の駐車場は満車。剱岳に登る人だけのものとは信じがたい。きっと何かの行事があるのだろう。キャンプ場の前で左折して車止めの前の空き地に車を止める。
 ブナクラ取水堰堤まで舗装された林道を歩く。途中で会った人も大猫山を目指しているという。ブナクラ取水堰堤に着いても登山口がわからない。丁度工事をやっていた作業員に訪ねてわかったが、荷物を運ぶレールが設置してある所が登り口になっていた。何の目印もないので、誰もいなければきっとわからなかっただろう。いずれにしても、この山には標識というものが一つもなかった。
 レールの横の急登を歩き始める。レールとはすぐに別れるが、急登は相変わらずだ。1樹木が切れる所では、背後に大日岳や中山が見えてくる。その右手奥には、白山が雲の上に頭を出している。400mのコブを越えたあたりで右手に剱岳の秀麗な姿を見ることができる。逆光なので黒く見える。いったん下る岩場ではロープに振られて、思いっきり岩に肩をぶつけてしまった。
 どこまでも続く急登の後、大猫平と呼ばれる平らな所に出る。小さな池が点在し、草紅葉が始まった一角はこれまでの苦労を忘れさせてくれる。
 ひと登りで頂上だが、相当疲れており、この行程で一番苦しい所だった。ようやくたどり着いた頂上には、大阪から来た女性が3人いた。そこからは、目の前に猫又山、左に釜谷山、右手に剣、立山など大展望が開けていた。そして猫又山と剣の間から五竜と鹿島槍が顔を出していた。足元にはまだ道が続き、2135mのピークを目指しているのか、3,4人の登山者が歩いている。
 もと来た道を下山したが、踏ん張りが利かず3回転んでしまった。

      石川・富山