富山の山      大辻山(1361m)  

2022年10月12日 曇り

  本道登山口(9:10)→奥長尾山(9:40〜45)→大辻山(11:10〜12:00)→
  奥長尾山(13:10)→本道登山口(13:30)

 Tさん、Iさんと3人で大辻山に登る。彼らの勤務は水曜日が休みなので、平日でも出かけられるのがうれしい。大辻山には2度登っているが、頂上からの立山方面の眺めがすばらしかったので、彼らにもぜひ見てもらいたかったのだ。
 林道標識Hが本道登山口だ。勇んで階段を登って行ったが、最初の分岐で道を間違えてしまった。左の道に行くべきところを右に行ってしまったが、それは長尾山経由で下山するコースだったのだ。林道に出てしまったときは狐につままれた感じだった。
 約30分のロスであったが、気を取り直して再び本道登山口から歩き始めた。すぐ「大辻山@」の標識があり、これがIまで続くことになる。自分の位置がわかるいい目安になるが、番号と番号の間の距離が均一でないような気がした。
 ミズナラやブナに囲まれた割と歩きやすい登山道が続く。登山道まで根が伸びている箇所があり、そこは慎重に歩く。時々、雪のためか枝が横に広がった奇妙な形をしている木が現れる。湧き出した霧で周囲は幻想的な雰囲気を醸し出しているが、頂上からの展望が心配になる。
 北尾根の分岐は案内がしっかりしており、迷うことは無かった。しかし、普通はIが頂上なのに、その先が思ったよりも長かった。おまけにニセ頂上に何度も騙されたので精神的にも結構きつかった。
 頂上はやはり真っ白。何も見えない。昼食を食べながら霧が晴れるのを待ったが、奇跡は起こらなかった。一瞬近くの山が見える場面があっただけだった。
 帰路、隣の山に淡い紅葉が見られたのがせめてもの慰めであった。

      石川・富山