富山の山      来拝山(らいはいやま)899.3mm)           

平成26年5月11日(日) 晴れ

  駐車場(10:40)→登山口(10:45)→来排山(11:35〜12:30)
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城前(じょうぜん)(13:05)→登山口(13:35)

 
  今年の夏、海外の山に初参加することになったTさんと、今年初めての登山であるM先生と一緒に登る山はどこがいいか考えていたが、「ファミリーで楽しく上る」という案内書のコピーに誘われて立山近くの来拝山に登ることにした。
 近くに国立立山少年自然の家があり、学校の団体が利用するためかルート標識がついている。登山口が@で山頂がDである。だから、自分の位置を知ることができて安心である。しかし、低山と侮ってはいけない。梯子やロープが次々と現れ息が切れる。しかし、ミツバツツジ、遅咲きのサクラ、タムシバなどが現れほっとさせてくれる。途中に立山方面が眺められるところがあり感激の一瞬だ。裾野の緑の中にロッジの赤い屋根が点在し、その上方に白い雪を抱いて連なる山岳風景はスイスの山を思い出させる。
 登山道の両側から迫ってくる小枝をかき分けて頂上に出る。赤土の広場の周りは木々におおわれているが、一方が開けて、右から(くわ)(さき)山、立山連峰、大日岳など雄大な景色が見える。Tさんなどは「これだけでも来た甲斐がある」と感激している。  下山は東尾根ルートを行く。やっぱり梯子やロープがあり慎重に降りる。舗装道路に出たらそこが城前峠である。越前峠だとばかり思っていたが、「越」ではなく「城」だった。思い込みとは恐ろしいものだ。あとは左手の山を見ながら、舗装された林道をゆっくり出発点まで戻った。

      石川・富山