平成22年 グリュッククラブ 第1回 取立山 (1307.2m) 平成22年5月30日(日)晴れのち曇り |
駐車場(9:55)→取立山(11:20〜30)→こつぶり山(12:15〜50) |
今回のグリュッククラブの登山は欠席者が多く、その代りTさんのお孫さん3人を誘った。結果、大人4人と子供3人の和気あいあいの家族登山となった。 駐車場から道は二手に分かれている。右回り(先に取立山に登るコース)の方が負担が少ないことが分かっていたので、迷わず林道に入る。子供たちは入れ込んでいて、「もっと速く歩こう」とせきたてる。屈託のない子どもたちは僕を友達のように「みーちゃん」と呼ぶ。 道はだんだん急になり、やがて山道に変わるが、子供たちの元気は変わらない。大人の方がだんだん離れていく。少し疲れさせようと思い、頂上まで競争することにした。「よーい、スタート」で一斉に走り出す。山道を走り出すので、登山者は何事が起ったのかと驚いた顔をしている。僕の頭の中では頂上の100mくらい手前くらいから競争させようと思ったのだが、少し手前すぎて、僕は途中でダウン気味。子供たちはどんどん先へ行く。 頂上には20人位の人が休んだり、昼食を食べていたりしていた。子供たちはまだ到着しない大人たちの心配をしている。そこからは下り一方になる。待望の水芭蕉も子どもたちはそれほどの関心もなく、雪解けで道がぐちゃぐちゃになっていて、ズックが泥だらけになり水がしみ込んでくるのにねを上げている。「来なければよかった」と思わず愚痴が出る。水芭蕉は今が盛りだった。白い可憐な花が一面に咲いて ゆっくり鑑賞することなく、昼食場所の「こつぶり山」まで最後のひと頑張り。時間的に少し遅かったこともあって、昼食場所は十分確保できた。ただ、折からのガスで太陽光がさえぎられて肌寒い。期待していた白山の雄姿も見ることができなかった。 帰りはしばらく尾根をのんびり歩くが、急な階段と変わっていく。大滝の手前の岩場は子供たちにはちょっと厳しかった。時々手を貸してゆっくり下りる。緑の葉っぱの間から勇壮な大滝が現れ、しばし感動して眺める。 そこから駐車場までは30分ほど。車はほとんどなくなっていた。勝山の「水芭蕉の湯」につかり、福井に戻ってみんなで焼き肉を食べる。子供たちの食欲に感心しながら、今日の一日が良い思い出となってくれることを願っていた。 |