取立山 1307.2m) 
                
2025年3月9日(日)晴れ 

  駐車場(8:15)→取立山(10:50〜11:30)→→駐車場(13:20)

 下市山や文珠山には登っていたが、千メートルを超す山は今年初めてだ。国道沿いの駐車場に着いてびっくり。駐車場にはすでに車があふれ、ずっと上部の駐車場に止めざるを得なかった。関西方面や富山石川の車が目につく。この山は冬山の入門コースとして知られているようだ。
 取付きからいきなりの急登だ。今年は雪が多く、コンクリートの建物の上には2メートルを超すかと思われるほどの雪が積もっている。キャンプ場のバンガローも三角屋根のてっぺんが見えているだけだ。冬山のコースは直登が多く、とてつもない急坂や恐怖を感じるほどのトラバース道がある。集中していないと滑落の危険性がある
 標高が上がるにつれて雪質もよくなる。森を抜けると雪原が広がっていて、ここからが冬山本番だ。青空に雪原が輝いていて気持ちがいい。スキーをしている者、お尻で滑っている者など10人ほどの若者のグループが嬌声をあげている。
 頂上に近づくと雪庇がでている痩せ尾根が現れ、アルプスの高山を歩いているような気分になる。頂上手前にイルカのように見える自然の造形ができていた。頂上を示す標柱ははるか雪の下だが、そこから見える白山はいつになく青空に輝いていた。

 福井の山