牛岳 987.1m)

                                   
平成22年6月12日(土)晴れ

 小牧ダム登山口(9:55)→牛岳ヒュッテ(10:15)→6合目(11:05〜15)
 →牛岳(12:15〜13:00)→二本松(13:35〜40)→三段の滝
 (14:15〜30)→小牧ダム登山口(15:00)

 6月に入って初めての山である。M先生も電話を心待ちにしていたようだ。ひさしぶりに北陸道を下って砺波ICで降りる。小牧ダムまで順調に行ったが、国道を利賀村の方へ行ってしまい、林道の入り口を通り越してしまっていた。
 登山口の「クマ出没注意」の看板には少しビビるが、鈴を鳴らしていく以外にどうしようもない。最初は杉林の中を歩いて行く。ダムが右下にちらりと見えたりしている。牛岳ヒュッテには思ったより早く着いた。ヒュッテと言えばかっこいいが、物置程の小さな小屋で、ドアが破れたりしている。そこで休もうと思ったら、M先生はドンドン先に行ってしまう。後で聞いた話では、僕が先に行ってしまったと思い、急いで追いかけていたそうだ。ここで体力を無駄に使ったせいか、今日は少し調子が悪そうだ。
 道はやがて自然林となり、緑が生き生きとしている。6合目に鉄製のベンチがあり、一服したが、先はまだまだ長い。りっぱなブナ林の中をゆるやかな勾配の道が続く。頭上に木立が無くなると、前方に牛岳の頂上部が見えてきた。
 再び林の中に入り、ぱっと開けたと思ったらそこが頂上だった。新しい立派な社殿が建っていた。少し霞がかかっていて、展望は今一つだった。日影が全くないので、少し下がった休憩所でご飯を食べることにした。すでに2組のグループがにぎやかな笑い声を響かせていた。
 帰りは「三段の滝」を回ることにした。ブナの林のスケールは登りに見たよりもずっと大きく、立派なものだった。二本杉から滝を目指すが、道はだんだん急になる。気配で振りかえると、何とM先生がスローモーションのようにがけを転がっている。岩ですべってバランスをくずしたらしい。眼鏡は壊れてしまったが、幸い肘とほほにかすり傷を負っただけですんだ。どんな場合も気を抜いてはいけないという警告ととらえなければならないだろう。
 木立の間から「三段の滝」の上部が見えてきた。下まで行ってみると、なるほど三段になって流れ落ちている。道はすぐ牛岳トンネルの入り口につながり、そこからは舗装された林道を歩き、車の所まで戻ってきた。3時過ぎに出発したのに、5時前には家に着いていた。