毛勝山日帰り登山報告書(H20.07.06)

1.行き先:        毛勝山(2414.4m)


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2.参加者:        Y野・H江・S山・T中

3.報 告: 

3時にH江さんと金津ICで合流し出発。
魚津ICで下り登山口に向かうもコンビニがなく、街へ引き換えしたため5時30分に登山口に到着。


時45分、標高差1,700mの山頂に向け登山口を出発。
当初から急な登りが続き、1時間後約1,200m地点で休憩をとる。

顔からは汗が滴り落ち、早くも全身びしょ濡れ状態。
まだ朝早く涼しい時間であり、昼頃になると気温も暖かくなると、
今日はどれだけ水分を取らなければならないか先が思いやられる。

H江さんは久しぶりの登山で左足の調子が悪く、
「最悪の場合、途中で断念するかも」とえらい弱気である。
置いて行くわけにもいかないので、H江さんを先頭にゆっくり山を登る。

1,800mを超えると雪渓が現れ始め、登山道が雪に隠れ右往左往することも。
また、雪渓が急で踏み外すと、そのまま何100mも滑落しそうな場所もあり慎重に登る。



途中、S山が映像文化センター時代にお世話になったN西さん
(J高校の先生でビデオ愛好家)と出会う。
山好きとは聞いていたがこんな場所で出会うとは。
N西さんは、100名山は既に登頂し現在200名山を踏破中とのこと。
また、キリマンジャロを始め海外登山も数山登頂しているらしい。



疲れを忘れ、山のことを話しながら登っていたが、
山頂直下約200m地点ぐらいで、ついに登山道を見失う。

きっと雪渓の下にある違いないが、その先の登り口が見つからない。
仕方がないので、藪こぎをして山頂をめざす。
約50m近く登ると、登山道らしきものが。

半信半疑登って行くと、標高はまだ100mも足りないのに、11時30分山頂が目の前に現れ到着する。
登るにつれ天気は下り坂となり、山頂ではガスの間から剣岳や後立山連峰を眺めることができた。



記念撮影を済ませ昼食を取っていると、いつの間にかあたり一面ガスの中に。
だんだん風も出てきて寒くなってきたので12時に山頂を出発。


30分ほど下山すると、
雪渓の足跡もわからずガスに包まれ、どこを下山していいかわからなくなり道に迷う。
30分ほど踏み跡や登山道を探し迷走する。
道が分からなくなった地点まで戻り、
ガスの中周辺を捜索するとやっと登山道を発見することができた。
もし発見できなければ、遭難していたかもしれない。



下山するにしたがいガスはとれ、
遅れ気味のN西さんから「もう道に迷うこともないので先に下山して欲しい」と言われ、
その後は分かれて下山する。

1,200m付近からぽつりぽつりと雨が。
まだ体を濡らすほどではないので急いで下山する。


1000m付近で2名の女性登山者とで出会う。
彼女たちは雪渓に迷い途中で引き返したとのこと。
やっぱり、毛勝山は手ごわいと話していた。

15時45分、駐車場到着時には、雨も傘がなければぬれる状態に。
その後、金太郎温泉のカルナの館で入浴し、福井には20時頃に到着し、解散した。

後日、N西さんが自費出版した「山のエッセイ」という本が市役所の職場に届けられた。
内容は、百名山と海外登山。
ビデオや登山など多趣味で探究心が旺盛な方である。
今年一番ハードな山登りで、水曜日まで太ももの筋肉痛が残る。
でも、スポーツジムには通っていたけどね。




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