いちじく                                                 back

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  • クワ科
  • 亜熱帯地方原産
  • 名称の由来:一日に1果づつ熟すことから「一熟」がなまって「イチジク」になった説、中国名の「インジェクフォ」から由来、「イヌビワ」(別名コイチジク)から由来した説があります。
  • 樹種の特徴:イチジクは雄と雌の木がありますが、実が成るものは当然雌の木で、日本にはほとんど雌の木しか存在しません。実はイチジクの果実は花(雌花)です。このため品種改良はほとんどされていません。イチジクを漢字で書くと「無花果」で、花が咲かずに実を結ぶことから来ていると思われるが、じつは「花だけの果実」です。
  • 栽培方法:イチジクは排水性、耐水性ともやや弱いため、水が溜まらず、極度に乾燥しない場所を好みます。適正pHは7で植物の中では中性を好みます(多くの植物は弱アルカリ性を好む)。このため石灰は多めに施肥する必要があります。
  • 右は桝井ドーフィンの夏果の収穫時
  • 品種:品種改良がほとんど行われないことから日本では8割が「桝井ドーフィン」です。桝井ドーフィンは栽培のしやすさ、日持ち性などから好まれています。もう2割は日本に昔からあるといわれている「蓬莱柿(ほうらいしゅ)」、小さいが、甘いです。他に、カドタ、ホワイト・ゼノアなどがあります。最近ではザ・キング、バナーネなど新しい品種も出てきています。
    (左はザ・キングの収穫時2000.7.9)


おまけ
:イチジクは紀元前2000年以上前から栽培されていたとされ、アダムとイブが腰に当てて、裸を隠したことは有名です。ギリシャ神話でも女神デメテルがイチジク栽培を伝え、名付け親だといわれています。また、ローマ、ギリシャ、オリエントに至る地域では実がたくさんなるということから、多産、繁殖のシンボルとされ、多く栽培され、現在世界的に見ても多く栽培している地域です。

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