2003年3月13日撮影
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先日、次男が中学校を卒業しました。
卒業式に出席しました。
式では、クラスごとに代表者一名がみんなの分をまとめて卒業証書を受け取る形式だったので、
ちょっとがっかりだったのですが、
教室に帰って、担任の先生が一人一人の名前を呼んで、
一輪の花を添えて、一言のプレゼントを添えて、みんなに渡しました。
2年生の時クラス替えがあって、受け持ってもらった若い男先生は、
その年の2学期の中頃、32歳の若さで心筋梗塞で急逝してしまいました。
新しく来た、20代の若くてきれいな女先生が、そのまま卒業まで受け持ってもらいました。
卒業証書を一人一人に渡し終えた先生は、
今まで一番苦しかったことは、
急逝された先生の跡を継いだけれども、なかなかクラスがまとまらなかったことだそうです。
でも、先生の努力と、生徒達の歩み寄りで、最期には学年で一番まとまりあるクラスになりました。
わかくてきれいな先生は、感激で泣きながら話すのです。
ああ、こんなに心に残る卒業式は初めてでした。
今、文章を書いていても、思い出して、涙目になっています。(^^;
こんなすてきな時を過ごすことが出来るのは、次男のおかげ。
子育ては辛いときもいっぱいあるけれど、こんなに心豊かになれるのですね。
これからも、どんなことがあるのかな。
くじけないでがんばっていきたいと思います。


開き行く君の未来をこの花に 託して贈る旅立ちの季節(とき)
HP「かえでの四季」のかえでさんよりいただいた短歌です。



卒業式は次男が主役だけど、私もちょっとだけおしゃれしたいな。
紺色のスーツのむねに、ちょっとだけ何か付けたい。
20年前におばあちゃんが買ってくれた、白いパールにピンクの羽根飾りの髪飾りに、
頂き物の箱についていたバラの蕾とリボンをミックスしたら、
みちがえるようなコサージュが出来ちゃった。これもうれしかったことのひとつです。