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織編物密度自動測定器デンシメーター、繊維機械材料販売で繊維業界をサポートする TAMAMURA Co., Ltd.

織編物密度自動測定器デンシメーター、繊維機械材料販売で繊維業界をサポートする有限会社タマムラ

    
     

織編物密度自動測定器特許SKSデンシメーター

Patent Densimeter with Cursor Device

特許第93195号 実用新案第371392号

本器は織編み物及び金網等の密度、即ち経何本緯何本と云う糸数を、自動的に即座に測定し、且織むらの有無をも検査する光学応用の測定器であります。


測定器の写真

測定器

 
   
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パッケージ

使用法

測定しようとする織物を、平坦な検査台の上へ拡げてその上へデンシメーターを押当ると、即座に硝子の表面に波紋が顕れます。

その波紋を見ながらデンシメーターの角度を少しづつ変えて見たり、或いは前後左右に少しづつずらせて見たりすると、波紋はまん丸くなったり、楕円になったり、或いはそれが流れて縦に並んだ杢目になったり、時には放物線のような変な形になったり、千変万化しますが、その内一番明瞭に顕れた所をおさえて、その波紋の中心点を貫く細線の上と下との数字を読む。それが即ち求める所の糸数であります。

例えば上図E型のような波紋が顕れたとすると、その中心点を貫くカーソル細線の上端は、84と86との間に当たりますから、これはインチ間に85本と云うことになる。又その下端の数字63は鯨五分間の糸数。その下の51は曲尺五分間の糸数であります。

此の波紋は経にも緯にも出ますから、経糸を測定するなら目盛の細線が経糸に並行するように置けばよいのです。

均整度

( 織むら ) の検査 織むらが五分乃至二三寸おきにあるような織物なら、小さい波紋が同時に数ケ所顕れたり、或いは波紋の一端が急に裁ち切ったように、欠けていますからすぐわかる。

もし全体を通じて斑の有る無しを検査するなら、反物の任意の場所へ本気を当てて見て、何所も同じ所に波紋が出たらむらの無い織物、異なった所に出たらむらのある織物と云うことがわかる。

特殊な現象

上記の通り波紋は実際の糸数の所に最も鮮明に顕れますが、同時にその倍数と半数の所にも、幾分薄く顕れます。

例えば1インチ間100本入りの織物なら、50、100、200と三ヶ所に顕れます。

この現象を応用すると1インチ間に50本以上120本までの目盛りしかないE型で、25本乃至240本迄の織物を測定する事が出来ます。

仕様明細

本器は厚さ5mm、幅65mm、長さ185mmの光学硝子の表面を入念に研磨し、天才的計算に基づく等定の間隔を有する無数の細線を彫刻したものです。

 E 型 絹布、人絹布用。インチ間に50本より120,鯨五分間に37本より80本迄。
曲尺五分間に30本より72本迄の目盛あるもの。
 C 型 絹綿布両用。メリヤス及び金網用。インチ間に20本より90本迄。
鯨五分間に15本より67本迄。曲尺五分間に12本より54本迄の目盛あるもの。

カーソル装置

ご希望に依りE型、C型、何れにもカーソル装置を着けますと、代金別途申し受けます

送料

地方は荷造り費及び送料実費申し受けます。

備考

近来本器の模造品が一二出廻っているようですが、それらは技術未熟の為、波紋の出が明瞭を欠いたり、墨が直ぐ脱落したり、或いは細線の総数が不足していたり、到底信頼出来ないばかりでなく或いは特許侵害などで、ご迷惑がかからぬとも限りませんから、ご注意下さい。

    

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