MIDIというのは、Music Instruments Digital Interfaceの略です。
これは音楽データの世界共通の規格です。
SMF(Standard MIDI File)とはその音楽データそのもののことです。
単にMIDIといってSMFのことを指す場合もあります。
ここでいう“音楽データ”とは、MP3やWMAなどの“音声データ”とは区別します。
音声データは音そのものを圧縮して保存する、CDやMDのようなものですが、
音楽データは音(音符)の配列を保存する、いわば楽譜のようなものです。
楽譜を演奏するのに人と楽器がいるように、MIDIを演奏するにはプレイヤーと音源が必要です。
プレイヤーはWINDOWS付属の「メディアプレイヤー」など、たいていのパソコンに搭載されています。
音源も「Microsoft GS Wavetable SW Synth」など、たいていのパソコンに搭載されていますが、
音質や楽器のバリエーションで、別途購入の音源に劣ります。
また、このような音源はソフトウェア・シンセと呼ばれ、SMFを再生したときの処理が重たく、
曲によっては演奏がもたついたり、最悪の場合再生が途中で中断されたりすることがあります。
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