Grass of summer.... It is the vestige of the soldiers. Only the memories still remain.
夏草や
〜源平異聞〜


詳細情報
タイトル夏草や 〜源平異聞〜
ファイル名
/バージョン
SMF:natukusa.mid/ver.1
MP3:s1--blue.mp3 /ver.1.1
ジャンル不定
曲長4'51"
制作年月2002年8月
バージョンバージョン1
推奨音源SC-8820以上
製作音源Roland SC-8820
録音設定44kHz MP3エンコード128kb
備考インサーションエフェクト(Overdrive/Phaser)使用
主な楽器構成尺八・和太鼓・エレキベース類・エレキギター類・各種ドラムセット
主な曲構成追憶⇒前兆⇒開戦⇒風雅⇒勇姿⇒決戦(意味不明)

  某コンテストに出品した作品で、見事に落選したものです。 まぁ、時間がなかったこともあり、作者自身あまり満足のいく出来ではないので、当然の結果でしょう。

  『平家物語』はご存知でしょう。「ギオンショウジャノカネノコエ〜」というあれです。 ほとんどの教科書の類には「仏教的無常観に基づいて書かれた」とかありますが、疑問に思うのです。 「無常」とやらが出てくるのって冒頭文だけじゃないのか。 平家物語の中身には、源平様々な人々の生き様(あるいは死に様)が活き活きと描かれていて、どう見ても「無常」を感じられないのです。 貴族社会から武士社会へと移る激動の時代を、たくましく生き抜いた、あるいは華々しく散っていった姿なのではないでしょうか。 それを「無常」の一言で片付けてしまっていいものだろうか、と。

  と、いうわけでこの曲の制作がスタートしました。 某コンテストの締め切りまで1週間。 尺八や三味線、エレキベースなどに時間を使いすぎたため、もうあとは妥協とコピーの連続体。 特に終盤のユーロ調になる辺り、手抜きが顕著に見えます。 締め切り15分前に送信しました。

  完成からほぼ1年が経っても“手抜き”を改良できないのは実は訳があります。 この曲、シーケンサーと音色エディタのワークファイルからSMFを作る際、どうしても誤作動を起こすのです。 (具体的にはトラック数本が消えていたり、できたファイルが破損していたり・・・) ここに掲載しているSMFは、そのうち唯一SMF化に成功したファイルです。 (実は一部のSYSXが吹っ飛んでいるのですが、目をつぶりました) なんとなく、超常じみたものを感じた夏の終わりでした。

  なお、タイトルの元になった松尾芭蕉の句「夏草や 兵どもがゆめのあと」は、 非業の英雄、源義経の家来たちを詠んだものです。念のため・・・


〜MP3 ver.1⇒ver.1.1の変更点〜1
・再レコーディング⇒MP3化

Grass in summer.... It is the vestige of the soldiers. Only the memories still remain.