町めぐりマップ

No.5 狐川(きつねがわ)伝説

写真:狐川堤防

 狐川周辺は、かつてススキやアシが一面に群生し、キツネがたくさん住んでいたと言う。
 ある日、福井藩の武士が魚釣りをしていると、キツネの親子が川越をしようとした。親は渡ったが、子は渡れない。武士は釣竿をさしのべて、子ギツネを助けて渡してやった。翌朝、武士の家に大きなナマズのはいったカゴが置いてあったということだ。
 その後、若杉を流れるこの川を「狐川」とよび、この川の橋を「狐橋」とよぶようになった。