ダクトの形状

矩形ダクト

断面が矩形(長方形)の形をした物。
各現場により全く異なる大きさ/長さを要求されるため、作り置きする事が難しい。

切断/加工する機械を持っていない会社は製作専門の業者から購入を行い、取り付けを行っている。

<主な形状>
直管/エルボ/ホッパー
円形ダクト

断面が丸の形をした物。
通常、スパイラルダクトと呼ばれる渦巻状の円形ダクトを使用している。(左画像参照)
直径がある程度規格化されており、25〜50o単位でサイズが異なるダクトが製作される。
※Example.(diameter):100/125/150/175/200/...
加工する機械を持っていない会社は製作専門の業者から購入を行い、取り付けを行っている。

<主な形状>
直管/エルボ/レジューサー
フレキシブルダクト(フレキ)

ジャバラ(蛇腹)とも呼ばれる。
円形のダクトで、ゴムホースのように自由に曲げる事が出来る。
上記のダクトは製作後に形状を変更する事は出来ないが、フレキの場合は容易。

これも製作専門の業者から購入を行い、取り付けを行っている。
たわみ継手(キャンバス)

空調機(エアコン)が発生する振動をダクトに伝えないようにする為、布で製作したダクト。
ダクトが振動する事により発生する雑音で人が不快な思いをする事が無いようにするために必要となる。

素材として、ガラスクロスをアルミ箔で挟んだ物が主に使用されている。
昔は素材に帆布(”canvas”)が使用されていたためか、今でもたわみ継手の事をキャンバスと呼ぶ事が多い。