手ごたえは: 実際に使用した感触
※使用したPC/OS/ソフトは以下のものです (自宅のデスクトップPC)
ホスト側 (仮想マシンを動かすPC) | |
MB RAM CPU GPU OS |
Aopen AX6BC (i440BX) 256MB SDRAM (PC100) Intel Celeron 950MHz (オーバークロックにより約1.2GHzで動作) ATI All In Wonder Rage128 (16MB) Microsoft Windows XP Professional (SP1) |
ゲスト側 (仮想マシン内) | |
OS CAD |
Microsoft Windows 98 DOS (Ver. 7.1) jw_cad Ver. 2.22H |
●起動
”最初にマザーボードのBIOSが起動→次にMS-DOSが起動→やっとJWが起動”と
いう進行となります。
仮想マシンを使用している以上仕方が無い事と考えるべきでしょう。
使用したPCでは、jw_cadの画面が出るまで約8秒かかりました。
●メモリ
DOSIME(漢字変換)を常駐させていない状態で、コンベンショナル
メモリに552KBの空きが出来ています。
また、EMSメモリは31MB確保出来ました。
jw_cadが線/円データをEMSに格納できる事を考えると、とても有用です。
同じ仮想マシンソフトであるVMware Workstation 3.2ではEMSが
全く使用できなかったことを考えればなおさらです。
※注:VMware 4以降ではEMSが使えるそうです(未確認)
●表示
初期状態では、ウインドウで800x600表示が出来ました。(jw_cadv.exe -V6a)
でも、ウインドウサイズの変更は出来ませんでした。
※[右Alt]+[Enter]で、フルスクリーン表示も出来ます。
●動作速度
純粋な環境(ネイティブ)と比べると、遅いとしか言わざるを得ません。
でも、仮想マシンの上で動かしているという事を考えれば仕方の無い事でしょう。
本来のOS(ホスト)を動かしながら、別のOS(ゲスト)を動かすという無理な事を
やってのけているのですから。
ぶっちゃけ: 総評
jw_cadのDOS版を現在も使用していて、800x600(SVGA)表示にこだわっている方が
WinNT系OS(2000/XP/Longhorn[次世代Windows])に移行したい場合には
有用となるかもしれません。
また、640x480表示(VGA)で構わないのでしたら、コマンドプロンプト(CMD.EXE)で
動作させた方が良いでしょう。
DOS/Win95系と同じ動作速度を手に入れる事が出来ます
でも自分(ひみちゅ)としては、「多少時間が掛かるかもしれないが、
JWW(jw_cad for Windows)に移行した方が良い結果を生み出す」と言うしかないです。
多額の出費を代償に手に入れたソフトの場合なら仕方が無いと思われますが、
JWWはJWC(jw_cad for MS-DOS)と同じくフリーウェアなのです。
事実上、レガシー(Legacy:遺産)となりつつあるJWCに固執していると...(以後自粛)
続きを作るかもしれない(?)
04/06/2004作成