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柴田勝家供養塔の祠整備 |
荒谷町の谷あいにある誓海谷の奥に「柴田勝家供養塔」が安置されています。この谷には戦国朝倉氏と関わりのある北の庄の永春寺の隠居庵があったことや柴田勝家から寄付された山と記した古文書が伝えられ、勝家の遺徳と菩提を弔う目的で江戸時代に建立され、密やかに守られてきました。この供養塔を保存するため、郷土学習グループ「郷の探歩会」の有志が祠を設置し、供養しました。 【由来】 荒谷町に「誓海谷」という字名があり、そこには寺跡があり「誓海庵」の跡地と考えられ、付近に柴田勝家の供養塔がある。供養塔には「永春寺二二代文政三辰(1820年)建立」と記されている。 永春寺は、一乗谷朝倉家の3代当主貞景の2男頼景が北の庄に建立した寺で、上野町の永源寺の記録によると「北の庄の永春寺第五世道芸禅師が退隠後、本郷荒谷の誓海庵に閑居しており、………」と記されている。また、誓海谷入り口にあった北野家には、「柴田勝家公御寄付之御山江余人立入候事堅無用之事」と記した古文書があると言われていた。 |
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