KenYaoの週刊スクラップ



週刊スクラップ(1997年春版)

新聞などの報道から、生命・宇宙に関する記事の気まぐれスクラップです。


◆1997/6/29版

  • ポルトガルで恐竜の孵化途中の卵化石発見
    パリ国立歴史博物館の古代生物研究所は、ポルトガルの首都リスボン北方約70Kmで発見されたジュラ紀末(1億4000万年前)の肉食恐竜の卵の化石の中に、孵化途中の化石があることを見つけたと発表した。これらの恐竜の卵の化石群は1993年ポルトガル人考古学者の手で発見されたもの。(福井新聞6/24)


◆1997/6/15版

  • 遺伝子操作で蛍光マウス誕生
    岡部勝助教授ら(大阪大学)は発光クラゲの特殊なタンパク質「GFP」の遺伝子をマウスの受精卵に注入し蛍光マウスを誕生させた。遺伝子と人のサイトメガウイルスなどを組み合わせた特殊な「ベクター」を用いた。ほ乳類では、はじめての成功。(福井新聞6/12)

  • 2重の超新星を観測
    ケフェウス座渦巻き銀河NGC6946(距離1700万光年)で2重の超新星をHSTで観測したと、ウイリアム・ブレア博士(米/ジョンズホプキンズ大学)が米天文学会で発表。(福井新聞6/12)
    <HST:ハッブル宇宙望遠鏡>

  • 太陽系外縁の天体発見
    ジェーン・ルー博士ら(米/スミソニアン天文物理学センター)が太陽系の外縁に小天体「1996TL66」を発見。この天体の軌道は太陽にもっとも近づいたとき35AU距離、離れたとき130AU距離の楕円軌道で、その周期は推定800年という。従来の太陽系範囲が約2倍に広がった。(福井新聞6/6)
    <1AU=太陽〜地球の距離=約1.5億Km>

  • エルニーニョ現象
    今年は南米ペルー沖でエルニーニョ現象が起きているので、日本の夏は冷夏かもしれないと報道されている。エルニーニョ現象のサイクルが最近おかしくなっているらしく、地球規模の気象現象として注目してみたい。(福井新聞6/6)



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