堂満岳 (1057m)

           平成21年5月23日(金) 晴れ

  イン谷(9:10)→ノタノホリ(9:45〜50)→堂満岳(11:10〜20)
  →金糞峠(11:45〜12:05)→北比良峠(12:30〜35)→
  大山口(13:35)→イン谷(13:50)

 

堂満岳
 登り口のイン谷口とはどういう意味かいろいろ考えを巡らしていた。インは英語のinnつまり旅館を意味するのか。入り口のin なのか。それともイン谷という谷の入り口なのか。現場についても結局はそれらしい答えは見つけらなかった。
 登山口に少し迷った。不安ながら比良駅方面の道に入ったが、分岐で道標を見つけてやっと一安心。しかし寂れた別荘地に迷い込んでしまい、しばらくどちらへ行こうか迷っていたが、舗装道を登っていくと自然と山道になった。
 朝方の雨のため下がぬかるんで歩きにくい。しかし一人だからか、意外と早くノタノホリに着いてしまう。ノタノホリは標高450メートルの所にある比良山系で一番大きな池である。ちょうどモリアオガエルの産卵時期で、緑の葉っぱに綿菓子のように白いものがぶら下がっている。
 杉の植林地を通り抜けると、雑木林になり緑が美しい。山頂直下はかなりの急登が続く。山頂に近づくと木々も低くなり、シャクナゲの群落が現れる。今年はシャクナゲの当たり年らしく、たくさんの花が咲いた後があった。頂上は狭く、折からのガスでまったく視界がきかなかった。ここで昼食の予定だったが、時間が早いのと冷たい風が吹き渡って寒いので先に進むことにした。

 金糞峠までは気楽な尾根歩きだ。やはりシャクナゲが多い。金糞峠は十数年前末娘の梨奈と武奈ヶ岳に登った帰りに通ったところだ。風が冷たかったので陰になるところで焼きそばの昼食とした。
 北比良峠までもシャクナゲが多く、ここはシャクナゲ尾根と呼ばれている。天気は急速に回復し、太陽が輝きだした。眼下には琵琶湖も見える。登ってきたばかりの堂満岳もピラミダルな山容を見せている。なかなか見事な形をした山だ。
 北比良峠の展望台(昔の売店か)に登れば背後に武奈ヶ岳、北の方には最近登った蛇谷ヶ峰がなだらかな山容を見せている。そこから途中にあることになっていたカモシカ台がどこにあったのか気づかず一気に大山口まで下る。そこから広い林道を歩いて車の所まで戻ってくると、いつもながらほっとした。