滋賀県の山   竜王山(604.7m)

                    
2025年8月30日 晴れ

   一丈野駐車場(9:00)→鶏冠山との分岐(10:15)→天狗岩
  (11:10〜25 )→白石峰(11:50)→竜王山(12:15〜13:05)
  →白石峰(13:30)→
狛坂磨(こまさかま)崖仏(がいぶつ)(14:00)→一丈野駐車場
  (15:20)

 猛暑が続く中、金勝アルプスの竜王山に登ることにした。登山口まで2時間半近く車で走らなければならないのでなかなか思いきれなかった山だ。これもいつも運転してくれるTさんのおかげだ。駐車場にはすでに多くの車が駐車していたが、キャンプをする人が多いようだ。

歩き始めは勾配があまりなく道幅もあるので歩きやすく、周りにはシダが多く見られた。山頂近くまでシダでおおわれている景色はちょっと圧巻だった。流れ落ちる水の量が少ないと言う「落ヶ滝」は省略して先を急ぐ。やがて綱を伝って大きな石の上を登らなければならない個所や階段が現れ、手強い登りになってくる。

鶏冠山への道を見送って縦走路に入る。目標の天狗岩ははるか先だ。縦走路に入ってもアップダウンは続き、暑さと相まってかなり体力を消耗する。天狗岩の手前の大きな岩の上に若者が登っている。ようやく着いた天狗岩ではみんな疲れのピークか無言。天狗岩に立つことも思い浮かばなかった。ただ、直下の天狗岩は見栄えのいいものではなく、手前や白石峰に行く途中から振り返って見るピラミダルな姿の方が印象深い。

この山には「K−1」とか「T−1」とか登山道ごとにナンバーがふってあり、自分が今どの位置にいるか知るにはとても便利だ。白石峰に着けば先は短い。祠と三角点がある所が頂上だと喜んだが、実際の頂上はもう少し先だった。頂上は北側だけが開けた狭い広場だった。

帰路、白石峰に戻る途中で道に迷ってしまった。階段の道と砂地の道との分岐で、楽なように見えた砂地の道を選んでしまったのだ。「迷った時は元に戻る」を実行してすぐ本道に戻ることができたが。

白石峰から来た道を戻らず、重岩、国見岩を経由して狛坂磨崖仏を目指す。巨石に掘られた磨崖仏は鎌倉時代初期のものだと言われ、石面の彫刻ははっきりしない。出合に出ると後は林道。林道と言っても現在は使われている様子はなく、小さな石がゴロゴロしている。舗装路に出てから「通行止め」に会い、えんえんと回り道になったが、無事駐車場に戻ることができた。