滋賀県の山   綿向山(1110m)

                    
2022年3月25日 晴れ

   御幸橋駐車場(8:40)→表参道登山口(9:00)→五合目小屋(10:10〜15)
  →七合目(10:30〜35)→綿向山(11:00〜12:05)→五合目小屋(12:50)
  →表参道登山口(13:40)→御幸橋駐車場(14:00)

 前回の西方ヶ岳は雪が多くてあまりにも悲惨だったので、今回は年中登られている滋賀県の綿向山に登ることにした。最初にこの山に登ったのは雪の季節で竜王山経由だった。雪山の魅力を初めて味わうことができた。2回目はグリュッククラブで今回と同じコースで登ったのだが、なぜか途中の景色を全然覚えていない。
 御幸橋駐車場にはいくつかの広い駐車場あり、最盛期にはいかにたくさんの人に登られているかが分かる。川沿いの広い道を進み、砂防堰堤の階段を登って行き舗装道路に出ると、表参道登山口である「ヒズミ谷出合小屋」はすぐである。 3人までと限定されているアルミの橋を渡れば本格的な登山道に入る。急な傾斜の山だがだが、緩い角度のジグザグ道がつけられておりとても歩きやすい。植林された杉も手入れが行き届いていて気持ちがいい。五合目小屋には覚えがあった。「夢咲の鐘」がつけられており、ビデオを撮るためにTさんに鳴らしてもらった。
 七合目には行者堂があり、青銅の仏像に守られている。この辺りから植生はブナ林などに変わる。ここまでは下ることが一度も無い歩きやすい道であったが、夏道は閉鎖され厳しい冬道を歩かなければならなかった。夏道は谷を通るため冬は危険なので閉鎖しているようだ。冬道は傾斜はきつく、はっきりした道はなく、残雪で滑りやすかった。頂上までの行程で、ここが一番苦労した所だった。
 竜王山からの道に合流すると頂上はすぐそこだ。頂上からの雄大な眺めに疲れは一気に吹き飛ぶ。目の前に雨乞岳、右奥に鎌ヶ岳など鈴鹿の山並みを一望することができた。大嵩神社の祠と大きなケルンが立つ頂上部も魅力的だ。ぽかぽか陽気の中、絶景を見ながらの昼食はまさに至福の時であった。