猪ノ鼻ヶ岳(いのはながだけ 508.1m) |
鎌掛峠(9:00)→山道入口(9:35)→猪ノ鼻ヶ岳(9:35〜45) |
鎌掛峠の宝殿林道の入り口は車だけではなく、人さえ入れないような厳重さで閉じられていた。秋のマツタケ山の名残なのだろうか。林道に入るとすぐに猪ノ鼻ヶ岳の全貌が見えている。小さいながら形のいい山だ。林道には所々にミツバツツジが可憐な花を咲かせている。 踏み跡がはっきりし、もう迷うことがない。途中で林の切れ目から綿向山がきれいに見えていた。よく見ると頂上の記念碑まで見える。再び現れた「宝殿ヶ岳」の標識で右手の急坂に取り付く。道はすぐトラバースするようになっているので割と登りやすい。やがておわんの上部に出たらしく坂は急におだやかになり、雑木林の中を縫うようにして進めば頂上に出た。昔の案内書には、回りが開けていて展望が素晴らしいと書いてあるが、今は細い木々が密集していて何も見えない。 頂上からは道が三方についていたが、こんなところで迷うのもいやだと思い、元来た道をたどることにした。帰りはもっと早く30分足らずで鎌掛峠に着いてしまった。 今年は雪が多く、開花が遅れてまだ花が見られることを期待して「しゃくなげ渓」に寄ってみた。ちょうど戻ってきた人に花のことを聞くと、「全く咲いていない」とのことだったのでそのまま家路に着いた。12時30分ごろには家に着いてしまった。片道2時間もかけて滋賀県まで行ったのに、こんなに早く戻ってきたのは不思議な気がした。 |