滋賀県の山    金糞岳(1317m)

                      
2022年11月28日 晴れ

  連状口登山口(9:45)→小朝ノ頭(10:20)→大朝ノ頭(10:30)→
  金糞岳(11:25〜12:00)→大朝ノ頭(12:35)→小朝ノ頭(12:50)
  →連状口登山口(13:15)

 高山キャンプ場で鳥越林道に入るべきところを左の林道に入ってしまい、「ぽつんと一軒家」ではないけれど、恐怖を感じるほど細い道になって行った。間違いに気づき引き返したが、後ろのタイヤが岩と接触してパンクしてしまった。情けない気持ちでスペアタイヤと交換する。
 鳥越林道は舗装された広い道で、余裕で運転することができた。途中で鹿の群れが道路を横切って行き、慌てる場面もあったが。裾野の山にはまだ紅葉が残っていて気持ちよく運転することができた。登山口の連状口には駐車場があり、その端から琵琶湖を臨むことができた。
 低木に囲まれた道を歩き始める。周りが見えないのがちょっと不安を感じる。ほどなく「小朝ノ頭」という小ピークに達する。木々の間から金糞岳の山頂がみえているが、かなり遠くである。
 一旦暗部まで下りていよいよ金糞岳に登り返す。ここの登山道は80パーセント以上Vの字の形に切れ落ちている。雨が長年にわたって削り落としたのだろう。そこには落ち葉が深く重なっている。「あと20分」という標識に励まされたが、山の20分は長い。だいぶ歩いたと思っても10分も歩いていないのだ。
 なだらかな山道に代わると、ようやく頂上に着く。誰もいない山頂は静かだ。木の幹にかかっている山頂を示す赤い標識がバックの青空に映えている。少し先に行ってみると白倉岳に続く雄大な山並みがはっきりと見える。
 帰りになんと自転車を担いだ若者に出逢った。帰りに乗って帰るのだろうか。林道に出る分岐が2か所あって誘惑にかられたが、元の道を戻ったが、意外と早く連状口に戻ることができた。