三上山432m 

                
平成26年7月2日(水) 晴れ

  御神神社駐車場(10:20)→表登山道登山口(10:30)→割岩(11:10)
  →三上山(11:50〜12:20)→裏登山道登山口(13:25)→御神神社駐車場
  (13:35)

 名神高速道路を京都に向かって走っていると、栗東ICの近くで円錐形のきれいな山が現れる。「近江富士」と呼ばれる湖南の秀峰三上山である。いつか登ろうと思っていたのだが、わざわざ福井から出かけるには低山すぎるのが難点であった。しかし、今回M生と登る山を探していたとき、この山のことを思い出し、登ってみることにした。
 登山口の御神(みかみ)神社は国宝や重要文化財に指定されている建物がある由緒ある神社であるが、今回は参拝割愛し登山口に急ぐ。右側完全円錐形っていないが、見上きい表登山道は急登が続き、頂上近くには岩場があるということでM先生には悪かったが、表登山道から登り裏登山道から降りることにした。
 幅の広い石の階段を登ればすぐに「妙見堂跡」に着く。かつては日蓮宗の寺院が建っていたそうだが、今は灯篭がいくつかさみしそうに立っているだけである。しばらく急登を行くと「割岩(われいわ)り、通り抜ようっていが、そう通り抜た。
 いよいよ手すりの付いた岩場が現れる。僕にしてみれば大した岩場ではないが、M先生にしては恐怖の岩場だったらしい。通り抜けた後「生きた心地がしなかった」という顔が少し引きつっていた。 
 祠が見えてくるとようやく頂上だ。裏側の道を少し登れば展望台に着く。野洲の街と田園風景が広がっている。頂上にはベンチと山名を記した標識はあるが三角点はない。また残念ながら樹林に遮られて見晴らしもない。岩場で我々を勢いよく追い越して行った女性の三人組が食事をしていた。
 予定通り、帰りは裏登山道を降りる。危険な個所は無いが、林の中を黙々と降りるだけでこれといって特徴のない道だった。ただ、青々としたシダがとても印象に残った。小さな山だったが、意外と登りがいのある山でもあった。