滋賀県の山     横山岳 1131.7m)

2021年11月7日(日) 晴れ

  白谷登山口(8:40)→経ノ滝(9:35)→横山岳(11:45〜12:15)
  →横山岳展望台(13:05)→鳥越峠(13:30)→白谷登山口(14:10)

  紅葉前線が滋賀県あたりだとにらんで福井県に近い横山岳に登ることにした。杉野部落を越した所から、横山岳のきれいな双耳峰が見えていた。日曜とあってか、白谷登山口の駐車場にはたくさんの車が駐車していた。
 「白谷本流コース」から歩き始める。渓流に沿って、つかず離れず歩く。一本橋を何度か渡り、時々現れる急登に息を切らせながら登って行く。救いは前方に広がる錦の紅葉である。やがて「経ノ滝」というかなり大きな滝が現れ、さらに進んで行くと「五銚子ノ滝」が現れる。いずれも高度差のある立派な滝であるが、水量は「経ノ滝」の方がある。
 滝を越すと、ほぼ登り一辺倒の急登となる。ずいぶん前に生徒と一緒に登ったはずだが、こんなに厳しい山だとは思っていなかった。ただ、真紅に輝く紅葉と美しいブナ林に励まされる。「頂上まで300m ガンバレ!」の標識が現れるが、山の300mはかなり遠い。
 ようやく勾配が緩やかになると頂上だ。南側の開けた所からは琵琶湖が望める。4人の先客がいたが、早々に下山を始めたので僕一人になってしまった。こちらも早めに下山することにした。みんなは「東尾根コース」で下山するようだったが、僕は「三高尾根」を下る。紅葉のトンネルを下って行く最高のコースだった。開けた所では琵琶湖や余呉湖を見渡せ、振り返れば横山岳が悠然とそびえていた。
 
最後の急坂をロープに頼って下りて行くと「鳥越峠」だ。そこからコチエ谷に降りる道が半端なく急であったが、谷に降りると林道歩きでようやく安心できた。それにしても急登の多い厳しい山だったが、紅葉の美しさに忘れられない山となるだろう。

          

   
 五銚子ノ滝